マッドゴッド
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ストーリー
「暗殺者」として認められたジャケットとガスマスクに包まれた背の高い人物が、地図とスーツケースを持ち、ダイビングベルを介して荒廃した地獄の世界に降りる。
アンダーワールドを旅する暗殺者は、より大きなモンスターに容赦なく捕食される多くの生き物に遭遇し、 最終的に彼は、顔のない無人偵察機の軍隊の本拠地である都市に到着する。その都市は汚い歯と焼け爛れた肉体を持ち、赤子の囁き声で話す怪物に支配されていた。そして街の地下深くで、暗殺者は自分のスーツケースと同じようなスーツケースの山を発見する。 暗殺者がスーツケースを開けると時限爆弾が現れ、彼はそれを配置して起爆する準備を始める。 しかし彼は背後から忍び寄っていたモンスターに気付かず、取り押さえられて攫われてしまう。その場に残された時限爆弾の回路は正常に動作しておらず、時限タイマーの秒針は起爆時刻寸前を行き来するばかりで爆発しない。
暗殺者はテーブルに縛り付けられ、大勢の観客の前で服を脱がされる。そこに看護師を連れた外科医が現れ、暗殺者の腹部を割って開き、胸腔をかき回し始める。 外科医は宝石や紙の中から泣き叫ぶ奇妙な幼児の幼虫のような生き物を見つけ、看護師にそれを渡す。
外科医は暗殺者の頭に穴を開け、脳をテレビに接続する。 外科医がテレビを見ると、暗殺者の記憶と思しき上の世界の様子が表示される。そこには、「最後の男」が節くれだった魔女によって偽造された地図を暗殺者に渡し、ダイビング・ベルで彼を送り出す様子が映っていた。暗殺者は オートバイとキューベルワーゲンを乗り継ぎながら、地図に従って弾薬庫、墓地、戦争地帯を通り抜け、螺旋状の道路を降りていくが、映像はそこで終わる。
看護師は乳児を幽霊のような「錬金術師」の下に連れて行き、錬金術師は子供を「インプ」の隠れ家に運んでいく。 錬金術師は乳児をすりつぶして液体にし、錬金術でその残骸を金に変える。 この金は、前の宇宙と同じ進化、文明、自己破壊のサイクルを経る新しい宇宙を作成するために使用される。 その影響なのか暗殺者の爆弾の時計が何らかの形で再起動し、回路を完成させたように見える。
製作
フィル・ティペットは『ロボコップ2』の制作中に、本作の撮影を開始した。しかし『ジュラシック・パーク』での仕事を通して、彼はストップモーションの時代は終わったと考えるようになり、この映画をお蔵入りとした[6]。 20年後、若手クリエイターの支援を受けて再び制作が再開し[7]、2021年に完成した。
公開
評価
- レビュー集計サイトのRotten Tomatoesでは、本作は95件のレビューに基づき92%の支持率を獲得し、平均評価は7.8/10となっている。総評は「映画ファンにとって視覚的に豊かなご馳走である本作は、CGの時代にあってもストップモーションアニメーションの映画的な魅力が依然として強いことを証明している」となっている[11]。Metacriticでは、14人の批評家に基づき、この映画は100点満点中80点の加重平均スコアを獲得しており、「概ね好意的」なレビューを示している[12]。
- ライターの高橋諭治は、2022年に「映画.com」に寄せた記事の中で、本作を地獄めぐりと呼び、H・P・ラヴクラフトやデイヴィッド・リンチたちによる不条理な悪夢が好きな人にお勧めだとする一方、説明的なセリフや描写が排されているため仕上がりは難解だとしている[7]。