Mail Boxes Etc.
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Mail Boxes Etc.(以下、MBEと記す)は、物流、発送、印刷、マーケティングなどのビジネスサービスを主に法人向けに提供する国際的なBtoBブランドである。
1980年にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴで創業され、現在は世界各地で事業を展開している。
MBEは、MBEセンターと呼ばれる実店舗型のサービス拠点を通じて、地域の事業者を支援している。
北米以外の地域におけるMBEブランドは、イタリアを拠点とするFortidia(旧MBE Worldwide)が管理・運営しており、マスターライセンスモデルを通じて各国パートナーと事業開発を行っている。
Fortidiaの公式サイトによると、2026年1月時点で、MBEは46か国以上に1,700拠点を超えるMBEセンター(店舗)を展開しており、27万社を超える法人顧客にサービスを提供している[1]。
歴史
以下の沿革は、Fortidia公式サイトに掲載されている情報に基づく。[2]
1980年 Mail Boxes Etc.が米国カリフォルニア州サンディエゴで事業を開始。
1993年 イタリアの実業家のGraziano Fiorelliが、Mail Boxes Etc.のイタリアにおけるマスターライセンシーに就任。
2000年 Graziano Fiorelliが率いるイタリアのMBEグループが、MBEスペインの株式60%を取得。
2001年 同グループがMBEドイツの過半数株式を取得。
2009年 Graziano Fiorelliを中心とする経営陣によりMBE Worldwide(現 Fortidia)を設立。同社が、米国およびカナダを除く Mail Boxes Etc.事業をUPSから取得。
2010年 MBE Worldwide グループとして、世界で1,370のMBEサービスセンターを展開。
2012年 MBE Worldwide が、フランスにおいて直接展開を開始。
2014年 MBE Worldwide が、ポーランドにおいて直接展開を開始。
2016年 MBE Worldwide グループとして、世界で1,500を超えるMBEサービスセンターを展開。
2017年 MBE Worldwide が、PostNet および AlphaGraphics を買収。
2018年 MBE Worldwide が、フランチャイジーから44拠点の過半数株式を取得し、直営店舗(DOS)プラットフォームを構築。
2021年 MBE Worldwide が、PACK & SEND、Multicopy、PrestaShop を取得。
2022年 MBE Worldwide が、GEL Proximity および World Options を取得。
2023年 MBE Worldwide が、旧マスターライセンシーからPACK & SEND UK およびニュージーランドの全株式を取得。
2024年 MBE Worldwide は、グループブランドを Fortidia に刷新。
2025年 Fortidia グループが、MBE メキシコの株式 100%、 Kwik Kopy Australia の過半数株式を取得。
サービス内容
MBEは、企業活動において必要とされる複数の業務を、一つの拠点・一つの窓口で提供するB2Bビジネスサービスプラットフォームとして、以下の5つのコアサービスを展開している。
梱包・発送(Pack & Ship)
国内外への発送に対応した梱包・発送サービスを提供している。
ロジスティクス(Logistics)
eコマース事業者や法人顧客向けに、在庫管理、フルフィルメント、返品管理などを含むロジスティクス関連サービスを提供している[6]。
住所サービス(Domiciliation)
法人向けに、事業用住所の提供や郵便物の受取・管理サービスを行っている[7]。
印刷サービス(Print)
オフィス用途から販促用途まで、デジタル印刷、小型・大型フォーマット印刷、マット印刷、写真プリントなどの印刷サービスを提供している[9]。
マーケティングソリューション(Marketing Solutions)
企業の販促活動やコミュニケーション支援を目的としたマーケティング関連サービスを提供している[10]。
ウェブサイト制作、マーケティング・コミュニケーション支援、各種ツール制作などが含まれる。
店舗数
MBEは、MBEセンターと呼ばれる実店舗型のサービス拠点を、世界各国で展開している[11]。
地域別拠点数(2025年9月時点)
- ヨーロッパ: 23か国/約1,350拠点
- アジア・オセアニア: 8か国/約230拠点
- 中東: 1か国/1拠点
- 中南米: 11か国/約140拠点
これらを合計すると、2025年9月時点で約1,700拠点のMBEセンターを展開している[12]。
国・地域別店舗展開(2025年9月時点)
以下は、2025年9月時点においてMBEセンターが展開されている国・地域の一覧である。
ヨーロッパ
オーストリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、モンテネグロ、オランダ、北マケドニア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、セルビア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス
アジア・オセアニア
オーストラリア、香港、日本、カザフスタン、キルギス、マレーシア、フィリピン
中東
アラブ首長国連邦
中南米
ケイマン諸島、チリ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ共和国、エクアドル、グアテマラ、ハイチ、メキシコ、パナマ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ
日本
日本では、MBE社と総代理店契約を結んでいた株式会社エム・ビー・イー・ジャパン(大阪府大阪市都島区)が、1989年12月にMBE第1号店を開店している[13]。1998年8月には、新たに株式会社ファミリーマートによって設立された株式会社MBEジャパン(東京都豊島区、当時)が日本でのマスターライセンシーとなり[14][15]店舗網を広げていった。同社2005年11月からファミリーマート傘下からオフィス24(VALTECグループ)傘下に移り[15][16][17][18]、2020年以降は株式会社アットピースリーのグループ会社となっている[19]。
2026年1月時点では、日本国内に4店舗が運営されている。
店舗(日本)
2026年1月時点で、日本国内に展開されているMBE店舗は以下の4店舗である。
日本におけるサービス内容
日本のMBE店舗では、主に法人顧客を対象とした業務支援サービス[24]が提供されている。
ドキュメントサービス[25]
- コピー・出力(セルフ/フルサービス)
- 大判コピー・大判プリント
- 名刺・封筒・チラシ・各種印刷物の制作
- 製本、スキャニング、ラミネート
- デザイン、DTP関連業務
私書箱・インフォメーションサービス[26]
- 私書箱(転送対応)
- ミニロッカー
- 郵便物・荷物の受取管理
- データコピー、DVDダビング、FAX送受信
ロジスティックサービス[27]
- 国内発送・分納サービス
- 郵便・DM発送代行
- 海外発送(UPS、DHL)
その他サービス[28]
- 印鑑・スタンプ作成
- ホームページ制作
- 機密文書リサイクルシステム
- 季節商品(名入れカレンダー、年賀状印刷など)