Maneater
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『Maneater』(マンイーター)は、Blindside InteractiveとTripwire Interactiveが開発し、Tripwire Interactiveが発売したオープンワールド型のアクションRPG。2020年5月22日にWindows、PlayStation 4、Xbox One向けに最初に発売された。
公式のジャンルは「ShaRkPG」[1]。プレイヤーはオオメジロザメを操作、人間や海洋生物を捕食して成長し、母ザメを殺したサメハンターへの復讐を目指す。
2021年8月31日にはダウンロードコンテンツ『Truth Quest』が配信された。
2024年4月時点での世界累計販売本数は1,400万本を突破している[2]。
続編の『Maneater 2』は2027年発売予定[3]。
システム
プレイヤーは水中を泳ぐサメを操作し、対象に突進、噛みつき、尾びれなどで攻撃を行う。小型の生物はそのまま捕食でき、大型の敵は体力を減らすことで捕食できる。 人間、魚類、カメ、ワニ、海獣などを捕食すると体力を回復し、「栄養(経験値)」を獲得する。 陸上では、酸素ゲージと体力が尽きて窒息するまでの間、跳ねて移動、捕食することができる。体長約1メートルの子ザメはレベルの上昇に伴い成体のサメとなり、10メートル近くにまで成長する。
人間を襲うと「脅威」ゲージが上昇し、武器を持ったハンターが現れる。ハンターを倒すと「悪名ランク」が上昇、強力な「バウンティハンター」が現れる。これを倒すことによって栄養と特殊能力を獲得できる。また、アリゲーターやシャチのような「頂点捕食者」を倒すほか、クエストやランドマークの収集によっても獲得できる。
水中の洞窟では、栄養によって「進化」パーツを獲得できる。外骨格、毒腺、生体電気器官などのパーツを体に装備でき、能力と外見が変化する。また、内臓にはソナー、能力強化などを装備できる。
ストーリー
ストーリーとゲーム中は、リアリティ番組のナレーター、トリップ・ウェストヘブン(声:クリス・パーネル)によって語られる。 漁船ケイジャン・クイーンのサメハンター、ピエール・“スケイリー・ピート”・ルブラン (声:Carlo Mestroni)は、番組クルーの取材を受けていた。ピートは海水浴客を襲っていた人食いザメを捕らえると、その腹にいた子ザメ(主人公)に判別のための傷をつける。子ザメは暴れ、ピートの右腕を噛み千切って逃亡する。
ピートの息子のカイル・ルブラン(声:Raphael Grosz-Harvey)は、大学の夏休みの間、ピートの稼業を手伝っていた。やがて成体となったサメが2人の前に現れ、漁船に襲いかかったサメはピートに迫り、左足を噛み千切る。カイルはサメに火をつけて撃退しようとするが、船に引火し爆発によってカイルは死亡、ピートとサメは顔に爆傷を負う。番組クルーはピートの精神状態を心配するが、ピートはサメにますます執着し、父親の遺したPTボートを改装し、クルーを突き放して出航していく。ピートはサメとの決戦に臨むが、ピートはサメに追い詰められ、ボートに積んだ爆薬を爆発させる。ナレーターは炎上するボートをバックに番組を締めくくる。
開発・発売
本作は『Killing Floor』シリーズのTripwire Interactiveと、『Depth (2014年のゲーム)』のBlindside Interactiveが共同開発し、Tripwire Interactiveが発売した。Tripwireの新設されたパブリッシング部門は、資金提供、マーケティングおよび追加開発を担当した。
Depthはサメ対ダイバーの非対称対戦アクションで[4]、本作はDepthの拡張版として構想されていた。同作の開発チームの一部が独立し、シングルプレイヤー作品として開発が始まった。移動、戦闘、進化などの基本システムには、『Depth』で構築したものが活用された[5]。
本作のコンセプトはBlindsideのAlex Quickが手がけた[6]。Alexは『Jaws Unleashed』『Deus Ex』『Dishonored』のようなアクションRPGからインスピレーションを受けたという[5]。また、開発陣は『メトロイド』からインスピレーションを、『デモンズソウル』『ダークソウル』からバトル要素の影響を受けたという[6]。
主人公にオオメジロザメを選ばれたのは、海水と淡水どちらでも生きられるためで、これにより水中の環境のバリエーションを広げることができたという[6]。当初は進化について科学的に正確に描く方針だったが、その後は科学的な正確さよりも多様なプレイスタイルと娯楽性を優先する方向へ変化した[5][7]。
捕食を中心とするゲーム内容が陰惨になりすぎることを避けるため、サメの行動をドキュメンタリー風に解説するというコメディー要素が追加された[6][7]。ゲーム中のナレーターは俳優・コメディアンのクリス・パーネルが担当した。
本作はTripwireが新たに設立したパブリッシング部門によって、2018年6月のE3 2018で初発表された[8]。 パッケージ版はKoch Media/Deep Silverが販売し[9]、iOS・Android版はHandyGamesによって開発・販売された[10]。
2020年12月、PS5版発売に伴って4K・60FPSに対応[6]。2021年11月、アップデートによりレイトレーシングに対応した[11]。
発売
Windows、PlayStation 4、Xbox One版は2020年5月22日に発売された[12]。Windows版は発売当初、Epic Games Storeにおける1年間の時限独占タイトルとなった[13]。Xbox Series X/S版は同年11月10日に発売され、PlayStation 5版は北米で11月12日、欧州で11月19日に発売された。
日本では、PlayStation 4およびPlayStation 5版が2020年12月17日に発売された。これに合わせて日本語ローカライズが改訂され、先行配信されていたPC版およびXbox版にも修正が反映された[6]。
Steam版と海外向けNintendo Switch版は2021年5月25日に発売され、日本ではSwitch版が同月27日に発売された[14][15]。同年8月31日には追加ダウンロードコンテンツ『Truth Quest』が配信された[16]。
2022年12月22日、PS4パッケージ版の「Maneater Apex Edition」を発売した。PS5版への無償アップグレードに対応している[17]。
評価
本作は批評家から賛否両論または平均的な評価を受けた。レビュー収集サイトのMetacriticでは100点満点中、PC版が70点を記録した[18][注 1]。
批評家からは、サメを操作する荒唐無稽な設定、捕食による成長、リアリティ番組風の演出などが評価された[19][20]。 一方、反復的な戦闘や、「進化」のためのランドマーク収集の退屈さが批判された[21][22]。
開発元のTripwire Interactiveは、2020年9月に販売100万本を突破したと発表した[23]。2021年11月には累計プレイヤー数が500万人を超え[11]、2024年4月には累計販売本数が1,400万本を突破したと発表した[2]。2026年9月には続編の『Maneater 2』を発表し、累計プレイヤー数を2000万人獲得したと発表した[3]。
2021年3月には、ファミ通・電撃ゲームアワード2020にて「WILDishインディ賞」を受賞した[24]。