MiG-29MU2 (航空機)
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ウクライナは旧ソ連軍から200機以上のMiG-29(単座型の9.12 フルクラムA、9.13 フルクラムCおよび複座練習型の9.51 フルクラムB)を引き継いでおり、2008年ごろからこれらの機体を近代化改修する計画を進めていた[1]。これがMiG-29MU2の前身であるMiG-29MU1(ウクライナ語版、ロシア語版) で、2021年までにリヴィウ国営航空機修理工場(ウクライナ語版、ロシア語版)で16機が改修したことが確認されている[1]。計画中にマイダン革命とロシアのクリミア併合があったことから、レーダーの強化やR-27ER空対空ミサイルの搭載能力付与に加え、NATO仕様の通信機器やGPS受信機を装備するなどロシア離れを反映した改修も加えられていた[1]。
MiG-29MU2は近代化改修の第2段階で、対地攻撃能力を付与した機体である[1]。これは2014年のドンバス戦争開戦に伴い、ウクライナ空軍の対地攻撃能力が不足したことから決定されたもので、空対地ミサイルおよび誘導爆弾の運用能力を付与する計画であった[2]。2018年から、リヴィウ国営航空機修理工場にて9.13規格をベースにした試作機の改修が始まり、2019年12月に試作初号機(テールナンバー12)が初飛行した[3][4]。MiG-29MU1への近代化改修を受けていない機体は本仕様に改修されるものと見込まれていたが、2022年のロシア軍によるウクライナへの全面侵攻の開始に伴い試作機の運用試験は中止され、計画も中断している[1][3][4]。
9.13規格からの改修内容は以下の通り。
脚注
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出典
- 1 2 3 4 5 石川潤一「ウクライナ侵攻を読み解く 同国航空戦力とロシア、NATOの動き」『航空ファン』第71巻第5号、文林堂、2022年5月、52-53頁。
- ↑ Михаил ЖИРОХОВ (2019年5月14日). “Дедлайн для авиации. Возможно ли реанимировать боевые самолеты ВСУ за 10 лет”. dsnews.ua. 2020年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月17日閲覧。
- 1 2 3 “Дослідний МіГ-29МУ2 здійснив перший політ”. mil.in.ua (2020年1月9日). 2020年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月17日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 “Многоцелевой МиГ-29МУ2 испытан в полете”. naukatehnika.com (2020年1月5日). 2020年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月17日閲覧。