Wikiwand AI

NSV重機関銃

From Wikipedia, the free encyclopedia

NSV重機関銃(ロシア語: НСВ Никитина-Соколова-Волкова)は、第二次世界大戦後にソビエト連邦が開発した口径12.7mmの重機関銃である。

設計・製造 グリゴリー・ニキーチン(ロシア語版)
ユーリー・ソコロフ(ロシア語版)
ウラジミール・ヴォルコフ(ロシア語版)
KBP社
年代 冷戦-
概要 製造国, 設計・製造 ...
NSV重機関銃
NSV重機関銃
製造国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
設計・製造 グリゴリー・ニキーチン(ロシア語版)
ユーリー・ソコロフ(ロシア語版)
ウラジミール・ヴォルコフ(ロシア語版)
KBP社
年代 冷戦-
仕様
種別 重機関銃
口径 12.7 mm[1]
銃身長 1,100mm
ライフリング 8条/右回り
使用弾薬 12.7x108mm弾
装弾数 50発
作動方式 ガス圧作動方式[1]
全長 1,560 mm[1]
重量 25kg(銃本体)[1]
41kg(三脚架)
11kg(弾丸50発とベルトリンク)
発射速度 700-800発/分
銃口初速 845m/秒
有効射程 1,500m(対空)
2,000m(対地)
歴史
設計年 1969年
配備期間 1971年-現役
配備先 ソビエト連邦軍
バリエーション 派生型を参照
テンプレートを表示
閉じる

概要

NSV重機関銃は、第二次世界大戦後の1969年にDShK重機関銃の後継として開発された。設計はグリゴリー・ニキーチン(ロシア語版)、ユーリー・ソコロフ(ロシア語版)、ウラジミール・ヴォルコフ(ロシア語版)ら3名の技師が中心となって行われた[1]。基本設計は1950年代から1960年代にかけて試作された汎用機関銃のもので、この時には競合相手のPK機関銃に敗れている。本銃が1971年にソビエト連邦軍に制式採用された際、3人のファミリーネームの頭文字をとってНСВ(ラテン文字:NSV)と命名された。

NSVの本体重量は23kgと、DShK38の34kgに比べて3分の2に軽量化されている。歩兵用に設計された重量41kgの三脚架のほか、KPV 重機関銃の代わりにZPU-1の対空砲架に搭載したり、T-64やT-72・T-80といった主力戦車の砲塔上や車両のターレットに搭載して運用する。

作動方式はガス圧利用式で、閉鎖機構には独特なパンタグラフ型ロッキングを採用している[1]。レシーバーは鋼板のプレス加工で製造されている[1]。

NSVの生産工場はカザフ・ソビエト社会主義共和国に存在していたため、1991年のソビエト連邦の崩壊でカザフスタンが独立するとロシア連邦軍が補修部品を入手するのが困難になった。さらに、ロシア連邦軍はより命中精度の高い12.7mm重機関銃を要求し、ロシア連邦は1998年に新たに開発されたKord重機関銃を制式採用したので、近いうちにロシア連邦軍のNSVはすべて退役する予定である。

NSVは、ソビエト連邦以外ではブルガリア・インド・ポーランド・ユーゴスラビア(セルビア)・フィンランドでライセンス生産されている。

派生型

NSVT
車載型で、戦車の砲塔上などに搭載する。
ツァスタバ M87
セルビアのツァタバ・アームズでライセンス生産されたモデル[2]。M-84戦車などに搭載している。2025年時点でも、ツァスタバ・アームズ社の製品一覧に掲載されている[2]。
WKM-B(ポーランド語版)
ポーランドが開発した派生形で、NATO加盟国で一般的な重機関銃であるブローニングM2と同じ12.7x99mm弾(.50BMG)を使用する。

ギャラリー

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks