RAD50
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構造
RAD50はSMCタンパク質ファミリーの一員である[6]。他のSMCタンパク質と同様に、RAD50の内部には長いコイルドコイルドメインが存在し、このドメインによって折り返されることでN末端とC末端は共に球状のABC型ATPアーゼヘッドドメインを形成する。RAD50はヘッドドメイン、そしてコイルドコイルの反対側に位置する亜鉛結合二量体化モチーフ(“zinc-hook”と呼ばれる)を介して二量体化することができる[7]。原子間力顕微鏡を用いた研究からは、遊離したMRN複合体中ではRAD50二量体中のzinc-hookどうしが結合して閉じたループを形成しているが、DNAへの結合に伴ってzinc-hookは切り離され、zinc-hookを介したDNA損傷末端の係留を可能にするコンフォメーションをとるようになることが示唆されている[8]。
相互作用
進化的祖先
疾患
ヒトのRAD50欠損症は、小頭症と低身長の患者で報告される常染色体劣性症候群である。その臨床的表現型はナイミーヘン染色体不安定症候群と類似している。患者由来の細胞は、染色体切断応答の機能不全を伴う放射線感受性の増大を示す[22][23][24]。