RedHawk Linux

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RedHawk Linux(レッドホーク・リナックス)は、米国に本社を置くコンカレント・コンピュータ (Concurrent Computer) が、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) のカーネルをリアルタイムLinuxカーネルに置き換えて開発した、x86系リアルタイム版のRed Hat系 Linuxである。Red Hat MRG とは異なる。 バージョン1.1は2002年9月30日リリースされた。

2017/5にコンカレント・コンピュータは、RedHawk Linux を含むリアルタイム事業をBattery Venturesに売却し、リアルタイム事業は、Concurrent Real Time Incが継続した。

API

APIは、POSIX 1003.1b(リアルタイム)およびPOSIX 1003.1c(POSIXスレッド)である。

なお、POSIX 1003.1b-1993およびPOSIX 1003.1c-1995は、IEEE Std 1003.1, 1996およびISO/IEC 9945-1 : 1996 としてPOSIX 1003.1にマージされ、現在のPOSIX 1003.1にすべて含まれている。 拡張リアルタイムAPIとして、Concurrent Real Time 独自のAPIも、libccur_rt として提供されている。 プロセスIDを指定してメモリロックを行う、mlockall_pid(2)やCPUの割り込みから保護するshield(1)を実現するmpadvise(2)や、プライオリティインヘリタンス(優先順位の逆転)対応の関数等がこのlibccur_rtに含まれている。

開発環境

NightStarツールと呼ばれるGUIベースの開発環境を5つ提供している。

  • NightView: ソースコードデバッガ
  • NightTrace: イベントアナライザー
  • NightProbe: データモニター
  • NightTune: システムチューナー
  • NightSim: リアルタイムスケジューラー

NightTraceは、アプリケーションと同時にマルチコアで動作するカーネルをグラフィカルにトレース表示できる。

NightSimは、FBS(周期スケジューラ)を用いたリアルタイムプロセス専用のツールであり、Linuxのスケジューラとは無関係である。

なお、RHELやFedoraCentOSopenSUSEUbuntuDebian用の非リアルタイム版NightStarLXも用意され、非商用利用、教育・研究利用は、無償で利用可能である その他に、Archtectと呼ばれる、組込用開発ツールを販売している。

CUDA Toolkit

RedHawkのVersion 5.4以降には、標準でNVIDIAのCUDA Toolkitがインストールされている[25]

  • CUDA Toolkit v3.1 : RedHawk 5.4.[0-4](i386,x86_64)
  • CUDA Toolkit v3.2 : RedHawk 5.4.x(i386,x86_64)
  • CUDA Toolkit v4.0 : RedHawk 6.0.0(x86_64)
  • CUDA Toolkit v4.1 : RedHawk 6.0.[0-3](x86_64)
  • CUDA Toolkit v4.2 : RedHawk 6.0.x(x86_64)
  • CUDA Toolkit v5.0 : RedHawk 6.3.[0-7](x86_64)
  • CUDA Toolkit v5.5 : RedHawk 6.3.x(x86_64)
  • CUDA Toolkit v5.5 : RedHawk 6.5.x(x86_64)
  • CUDA Toolkit v6.0 : RedHawk 6.5.x(x86_64)
  • CUDA Toolkit v6.5 : RedHawk 7.0.x(x86_64)
  • CUDA Toolkit v7.0 : RedHawk 7.0.x(x86_64)
  • CUDA Toolkit v7.5 : RedHawk 7.2.x(x86_64)
  • CUDA Toolkit v8.0 : RedHawk 7.3.x(x86_64)
  • CUDA Toolkit v9.1 : RedHawk 7.5.x(x86_64)
  • CUDA Toolkit v10.1 : RedHawk 8.0.x(x86_64)

その他の製品

その他に、クローズドループシミュレータとデータ収録用のプロダクトが存在する。

MATLAB/Simulinkを利用したリアルタイムシミュレーションを行うのが、SIMulation Workbenchで、データ収録を行うのがLaboratory Workbenchである。 なお、Laboratory Workbench (LWB) は、元々世界で初めてリアルタイムUNIX (RTU) を開発した、マサチューセッツ・コンピューター (MASSCOMP)の製品であったが、1988年に同社が買収され、そのソフトウェアをRedHawk linuxに移植した製品である。

関連項目

脚注

外部リンク

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