S5 0014+81

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S5 0014+81
S5 0014+81のイメージ図
S5 0014+81のイメージ図
仮符号・別名 6C 001409+811809[1]
星座 ケフェウス座
見かけの等級 (mv) 16.52[1]
分類 ブレーザー
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  00h 17m 08.47500s[1]
赤緯 (Dec, δ) +81° 35 08.1370[1]
赤方偏移 3.366 [1]
視線速度 (Rv) 269906km/s[1]
距離 3.7 Gpc (1.2×1010 ly)[2]
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S5 0014+81は、天の北極近くのケフェウス座の方向にある広い吸収線を持つクエーサーである。中心部には、これまで発見された中で最大級のブラックホールを有すると考えられている。

超大質量ブラックホールが降着円盤の物質を飲み込み、宇宙ジェットを放っているイメージ図

S5 0014+81は「ブレーザー」で、実際には活動銀河核として知られる天体の中でも最もエネルギッシュな、OVVクエーサーである。活動銀河核は、中心の超大質量ブラックホールによる物質の急速な降着によって、重力エネルギーが光エネルギーに変わることで、宇宙論的距離を隔ててもなお光学的に捉えることができる。S5 0014+81は最も光度の大きなクエーサーの一つで、その光度の合計は1041Wを超え[3]絶対等級では-31.5等に達する。つまり太陽の3×1014[4]天の川銀河の1000億から4000億ある全ての恒星を合わせた明るさの25000倍の明るさとなる[5]。しかしながら、121億光年という距離のため、分光法によってしか研究できない。クエーサー中央のブラックホールは毎年太陽の4000倍もの極めて膨大な質量を飲み込んでいる。

このクエーサーはガンマ線X線から電波に至るあらゆる波長において非常に強力な放射線源でもある。この天体は赤方偏移を持つ他のクエーサーや恒星と同じく非常に遠くに存在している。そのため一般的な赤方偏移や測光赤方偏移を用いた手法では天体までの距離の測定が難しく、他の特殊な技術を用いて距離が測定された。

このクエーサーの名称の S5ケンブリッジ電波源カタログの第5版 (Fifth Survey of Strong Radio Sources) 、0014+811950.0分点での座標に由来する。同じくケンブリッジ電波源カタログの第6版 (Sixth Cambridge Survey of Radio Sources) に由来する6C B0014+8120という名称も用いられる。

超大質量ブラックホール

脚注

外部リンク

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