SDS 940
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歴史
元となった設計はカリフォルニア大学バークレー校が1964年から1965年に行ったProject GENIEの一環として生み出したものである。同プロジェクトでは、SDS 930にメモリ管理および制御ロジックを追加し、ページング方式の仮想記憶を実現した。その設計は広くコピーされることになった。SDS 940はPorject GENIEの設計をそのまま製品化したもので、SDSの従来機種との後方互換性も保持している。
当時の多くのシステムと同様、主記憶として磁気コアメモリを使用しており、容量は16から64キロワードである。1ワードは24ビットで、それにパリティビットが1ビット付属する[1]。二次記憶装置は様々なものがあり、GENIEでは磁気ドラムメモリ、SDSでは固定ヘッド型と浮動ヘッド型の磁気ディスク装置を採用していた。入出力としてはさん孔テープパンチ/リーダ、ラインプリンター、リアルタイムクロックなどがある。ブートは、さん孔テープから行う。
ソフトウェア
Project GENIEで開発されたオペレーティングシステムとしてBerkeley Timesharing Systemがある[1]。1968年8月に発表されたバージョン2.0は "SDS 940 Time-Sharing System" と改称されている[2]。1969年の時点でXDS 940のソフトウェアシステムは次のもので構成されていた。
- Time-Sharing Monitor - 現在のカーネルに相当する[2]。
- Time-Sharing Executive - 現在のコマンドラインインタフェースに相当する[2]。
- Fortran IV
- BASIC
このソフトウェアシステムを動作させるための最小構成は次の通りである。
- 16Kワードの磁気コアメモリモジュール×2[3]
- 高速アクセス磁気ディスク装置×2(それぞれ4M文字)
- ディスクファイル(67M文字)
- 磁気テープ装置
- 非同期通信コントローラ(64台までのテレタイプ端末を接続可能)
XDSのユーザーグループがソフトウェアをライブラリ化しており、文字列処理システム、SYSPOP(system programmed operator、システムサービスへのアクセスを可能にするもの)、CAL(Conversational Algebraic Language、JOSSの方言)、QED(テキストエディタ)、TAP(Time-sharing Assembly Program、アセンブラの一種)、DDT(デバッグツール)などが利用可能だった。