SILENT HILL: HD EDITION
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『サイレントヒル HD エディション』(サイレントヒル エイチディー エディション、SILENT HILL: HD EDITION)は、2012年3月29日にコナミデジタルエンタテインメントから発売したPlayStation 3用ゲームソフト。
| ジャンル | ホラーアドベンチャー |
|---|---|
| 対応機種 |
PlayStation 3 Xbox 360(日本国外) |
| 開発元 | ハイジンクス・スタジオ |
| 発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
| プロデューサー | デビン・シャツキー |
| 美術 | マイク・マクアダムス |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 |
|
海外では『Silent Hill HD Collection』(サイレントヒル エイチディー コレクション)として発売された。
概要
『メタルギアソリッド HDエディション』に続くHDエディションシリーズであり、「サイレントヒルシリーズ」の『サイレントヒル2 最期の詩』と『サイレントヒル3』を、HDリマスターしてカップリング収録している。
移植・開発はカリフォルニア州に拠点を置くハイジンクス・スタジオ(Hijinx Studios)が担当した(過去作は『フロッガーリターンズ』『ヴァンダルハーツ Flames of Judgment』など)。
作中の音声は新たな声優陣によって再録されている。『2』は設定で元に戻すことが可能だが、『3』は新規音声で固定。
様々な不具合が確認されていたが、PS3版のみ修正パッチが配信されている。
開発
原作のソースコードは保存されておらず、開発チームはコナミから提供された不完全なコード(最終リリース前のもの)で作業しなければならなかった。想定されていた移植バグのみならず、原作で削除されていたものや想定外のバグも修正しなければならず、原作『2』の開発期間以上の時間を要したものの処理落ちやテクスチャのぼやけの問題は依然として残った。時には『3』主人公のヘザーが青くなる事すらあったという[1]。
1UP.comは「過去に適切なアーカイブが行われていれば、より優れたリマスター版が実現していたはず」「10年前は多くのゲーム会社は開発が終わればゲームは完成であり、そのデータを二度と使う必要はないと考えていた。しかし今では、そうしたデータをすべて管理しやすい形式で保存しておくことが重要」だという教訓として挙げている[1]。
台詞の再録にあたって、シリーズの主題歌・挿入歌に携わってきたメアリー・エリザベス・マクグリンが音響監督を務めた。開発陣はキャラクターの口の動きを作り直さなかったため、新声優陣はアニメーションに合わせて演技する必要があった[2]。『2』の主人公ジェイムスの声とモーションを担当したガイ・シヒは自分の仕事にコナミが印税を支払う義務を主張し、訴訟の意思表明までしていたが[3]が、新たにジェイムス役を務めたトロイ・ベイカーは日本でゲームの声優に払う印税など無いと異を唱えており[2]、最終的に新旧の声優をオプションで切り替え可能にする形で合意した。しかし『3』は上述した通りそのオプションが無く、旧声優の音声は収録されなかった。理由は「技術的および物流上の要因」としている[4]。
評価
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各レビュアーからは賛否両論の評価を受けた[6]。過去の名作を上手くアップデートしたリマスターだという意見もあれば[14][12]、『メタルギアソリッド HDエディション』と比較して劣っているという評価もあった[13]。
いくつかのレビュアーからは『2』『3』しか収録されていないのに「collection」(海外版)と付ける点で、タイトルが誤解を招くとも言われている[12][7][8][9][15]。霧のテクスチャが欠落している点について原作アートディレクターの伊藤暢達は苦言を呈しており、「コナミはHD用のパッチをリリースすべきだと思う」としながら、問題の原因はPS3の性能にあるのではないかと推測した[16]。霧の演出にさほど依存しない『3』は比較的好評だった。ビジュアルの強化は評価された[14][10]が、バグや処理落ちの問題は批判された[11][12][10]。声優の変更も賛否を呼んだ[14][12][10][7][8]。
欧米企業の外注開発だった当時シリーズに深く関わっていたトム・ヒューレットは、次回作『サイレントヒル ブック オブ メモリーズ』が3DダンジョンRPGに決定した点に加え、本作の欠陥についてその元凶のように激しい非難を受けたと語っている[17]。