SN-38
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SN-38は抗腫瘍効果を有する化合物である。 これはイリノテカンの活性代謝物(カンプトテシン類縁物質 - トポイソメラーゼI阻害剤)であり、イリノテカン自体の1000倍の活性を持つ。In vitro 細胞毒性試験の結果を見ると、SN-38の効力はイリノテカンと比較して2倍から2000倍まで変動する[1]。
| 物質名 | |
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別名 7-Ethyl-10-hydroxy-camptothecin | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChEBI | |
| ChEMBL | |
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.171.154 |
IUPHAR/BPS |
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PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C22H20N2O5 | |
| モル質量 | 392.404 g/mol |
SN-38は、カルボキシルエステラーゼによるイリノテカンの加水分解により形成され、UGT1A1によるグルクロン酸抱合により代謝される。
SN-38の代謝不良に繋がるUGT1A1の変異は白人の約10%に存在し、SN-38グルクロニドの形で体から排泄されにくいため、イリノテカンの毒性が上昇する[2]。
SN-38とそのグルクロニドは、胆汁と腸に排泄される。イリノテカンを投与された患者の約25%が経験する下痢および骨髄抑制の症状を引き起こす。
更に、腸管内でSN-38が脱抱合されて再度吸収され腸肝循環するので、下痢が重篤化し易い[3]。
関連項目
- NK012 - SN-38をドラッグデリバリーシステムに組み込んだ製剤
- サシツズマブ ゴビテカン - 細胞毒性薬としてSN-38を使用する抗体薬物複合体
