SOPHIE
エシェル分光器
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特徴
SOPHIEは波長387.2から694.3ナノメートルの電磁スペクトルを観測できる。天体の光は1.93メートル望遠鏡のカセグレン焦点から、光ファイバーを通じて導入する。ファイバーは2つのセットのうち片方を選択する方式で、これにより波長分解能の異なる2つのモード(HRとHEモード)を使い分けることができる。装置の制御はすべてコンピューターによって行われ、記録されたデータは、CCDリードアウトサイクルの度に、自動で専用の標準データパイプラインによって処理される。
観測モードは次の2種類がある
- HRモードは高分解能 (high resolution) 用のモードで、40マイクロメートルの出口スリットを使用し、波長分解能 R = 75,000を発揮する。
- HEモードは高効率 (high efficency) 用のモードで、HRモードと比べて入射光を効率的に利用できるため、暗い天体を観測するのに特に適している。波長分解能は R = 40,000。
R2型エシェル回折格子は Richardson Gratings 社が製造したもので、1ミリメートルあたり52.65本の溝がある。ブレーズ角は65度、20.4×40.8センチメートルの寸法で、配置は固定されている。検出器は E2V Technologies 社製のtype 44-82 CCD 検出器(画素数4096×2048)を使用し、これは摂氏-100度の恒温環境に置かれている。スペクトルは41本の干渉縞として検出器上に投影され、そのうち39本をデータの抽出に使用することで波長387.2から694.3ナノメートルのスペクトルを取得する[2]。