SQL Slammer
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SQL Slammerを最初に発見した人物は、W3 MediaのシニアWebデベロッパでテクニカルマネージャーのBen Koshyとされている[3]。"SQL Slammer"と呼ばれているが、このワームはSQLで書かれているわけではなく、このワームがマイクロソフトのSQL ServerまたはMSDEに含まれるバッファオーバーフローの脆弱性を突いて感染するからである。ちなみに、その脆弱性の対策パッチは6ヶ月前にマイクロソフトより公開されていた(MS02-039, MS02-061)。
衝撃
Internet Storm Centerなどインターネットのトラフィックをモニターしているサイトは、ネットワークが世界的規模で著しく重くなっていると報告した。その状況は2001年夏に大流行したCode Redと似ていた。
日本の感染状況は非常に軽微(シマンテックへの感染報告は1件のみ)だったが、セキュリティ意識が低く、コピーソフトが蔓延しているためパッチやサービスパックを適用していない韓国では、感染したSQL ServerによりDNSがダウンしたことで全国でインターネットが利用できなくなるなど、大きな影響が出た。企業のサーバでも多くの感染被害が出た[4]。また同様の攻撃は、アジア、ヨーロッパ、北米でも報告された。
ウイルス対策ソフトメーカーのシマンテックは世界中で少なくとも2万2000台ものシステムが影響を受けると見積もった。
Microsoft SQL Server Desktop Engine (MSDE) は、このワームに感染し、続々と感染数を増やしていった。また、MSDEがインストールされていることを知らない一般家庭のユーザーの存在もさらに事態を悪化させた。さらに、このワームはMSDEの動作しているコンピュータがインターネット経由で感染した場合、ネットワークアドレス変換 (NAT)の内側のSQL Serverに感染することができた。