USB扇風機

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USB扇風機がついたスマートフォン

USB扇風機(ユーエスビーせんぷうき)は、パーソナルコンピュータ(パソコン)に搭載されているUSBポートから電源を供給して卓上で使用する小型の扇風機。パソコンのUSBポートは電源供給の機能を備えており、周辺機器への電力供給用の端子としての使用も可能なことから、扇風機をこのポートに接続して電源を得るものである。

USB規格が一般化し始めた2000年前後に登場し、2005年クール・ビズキャンペーンによって各企業が室内の冷房を弱目にすることが多くなったことから、職場での個人用卓上の空調装置として徐々に普及し始めた。

パソコンさえあれば電源が得られることや、安価な物なら実売価格数百円、高価な物でも数千円程度と、個人でも手軽に買える価格帯であること、小型のためにの上に置いても仕事の邪魔にならないことなどの特長が、普及を助ける要因となっている[1]。自分が涼む以外にも、パソコン本体を冷やす目的にも使用できる[2][3]

欠点としては、全動力をUSBからの給電に頼っているという制約上、風量がそれほど大きくないことや、一般的な扇風機では当然の機能が省かれていることが多い、などの点が挙げられる。小型で、風量調節はせいぜい強・弱の2段階の切替程度であり、自動首振り機能をもつ製品も少ない。また、構造が単純化されているため、モーターの駆動音やファンの風切り音が予想外に騒々しい場合もある[4]

こうした騒音の問題や[5]、体臭が広まる[5]、冷え性の女性にとっては近くの者の使用する扇風機の風が辛い[5][6]、などの理由により、USB扇風機に否定的な意見もある。情報セキュリティを理由としてUSBポートに私物の接続禁止としての措置、または節電などの理由により、USB扇風機の使用を禁止する企業も存在する[7]。もっとも節電については、USB扇風機の消費電力はUSBの規格で最大2.5ワット、駆動開始時の突入電流を考慮しても2ワット以下と推測され、リビング用の扇風機と比較しても10分の1以下のため、極めて省エネだとする意見もある[7]

歴史

ギャラリー

脚注

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