Wordless Anthology V 〜Masahiro Andoh Selection & Remix〜
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『Wordless Anthology V 〜Masahiro Andoh Selection & Remix〜』(ワードレス・アンソロジー・ファイヴ マサヒロ・アンドウ・セレクション&リミックス)は、THE SQUARE/T-SQUAREのベスト・アルバムである。
| 『Wordless Anthology V 〜Masahiro Andoh Selection & Remix〜』 | ||||
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| THE SQUARE/T-SQUARE の ベスト・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| ジャンル | フュージョン | |||
| レーベル | ヴィレッジ・ミュージック | |||
| プロデュース | 安藤まさひろ | |||
| THE SQUARE/T-SQUARE アルバム 年表 | ||||
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解説
T-SQUAREのベスト・アルバム『Wordless Anthology』シリーズの約7年ぶりの続編。『Wordless Anthology IV』と同日発売。リーダーの安藤まさひろが自ら選曲。「EUROSTAR ~run into the light~」と「DREAM WEAVER」はリミックスバージョンを収録[1]。
アルバム『T-SQUARE』を作った直後、たまたま近所のガソリンスタンドで伊東たけしと出会い、「また何かやりたいね」と話していたら、それが本当の話になった伊東とふたりのユニットの形でのT-SQUAREがここから始まった[2]。
ロサンゼルスのミュージシャンたちとレコーディングした『FRIENDSHIP』は、偶然スタジオを借りたことで実現したアルバムである。バンドという形でずっと同じメンバーで活動してきた安藤にとっては、すごく新鮮で刺激的だったという。ただ実際にセッションをして知り合ったミュージシャンを呼ぶのではなく、どこか憧れのあるミュージシャンを集めて作っているため、なかなか自分たちの意見を汲み取ってもらえない部分もあったり大変だったという。だが、ロサンゼルスに行くと、普通では出てこないフレーズが弾けたりするという[2]。
F1の企画アルバムのレコーディングでリオデジャネイロに行き、その時に来てくれたミュージシャンたちが本当に素晴らしかったという。伊東がそういった人たちと一緒にやったらきっといいものができるに違いないと思いあたためていたアイデアが『BRASIL』である。事情によりサンパウロでレコーディングする事となり、ミュージシャンもイメージしていた感じとだいぶ違っていたため、その辺では図らずも苦労があったという。だが「ムギー・カナージオ」というエンジニアが素晴らしかったという。ムギーはカエターノ・ベローゾとも仕事をしており、グラミー賞も受賞したことがある人である。これまでに出会った最高のエンジニアのひとりだと述べている[2]。
『NEW ROAD, OLD WAY』では、スティーリー・ダンのようなものブルースっぽいものがやりたかったという。この時は、ドン・グルーシンがすごく助けてくれたという。ドラムのジム・ケルトナーは、自分のスタイルを頑固に持っている人で、安藤の書いた譜面通り叩いてくれないらしい。だがそれが素晴らしくて、帰国してからもう1曲録りたいなと思い、彼のスタイルで1曲書いてレコーディングしてもらったという[2]。
『SPIRITS』は、THE SQUAREの25年記念・期間限定メンバーでのレコーディングで、長年一緒だったミュージシャンだったのですごくやりやすかったらしく、みんな上手いなと、改めて思ったという。久しぶりに聴いた和泉宏隆のピアノは実にゴージャスで華麗だなと思い感動したという[2]。
『GROOVE GLOBE』からはまた新しいメンバーになり、特に森岡克司といった才能溢れるベーシストの参加は、このアルバムを素晴らしいものにしてくれたという。河野啓三は以前からツアーのサポートをしてくれていて、このアルバムから彼の個性がはっきりと出てくるようになり、安藤自身としては個人的にすごく好きなアルバムだと述べている[2]。
ブックレットには安藤によるライナーノーツと楽曲解説、2006年までのバンドのバイオグラフィーが収載されている[2]。
収録曲
- FRIENDSHIP - 安藤まさひろ作曲
- アルバム『FRIENDSHIP』に収録。この曲のヴィニー・カリウタのドラムは、リハーサルのテイクがそのままOKになっている。そのあと、もう少し譜面通りに叩いてもらったが、リハーサルのテイクのほうが荒い部分もあるが、すごく元気があり、このテイクを選んだという。[2]。
- SAFARI - 安藤まさひろ作曲
- MAYBE TOMORROW - 和泉宏隆作曲
- アルバム『FRIENDSHIP』に収録。安藤は、和泉の書いた名曲の中の一つだと述べた。T-SQUAREがふたりになったことで楽曲にバラエティーが無いのではと思い、彼にお願いして書いてもらったという。ピアニストがブラジル系の人だったため、和泉のイメージとは少し違う仕上がりになったが、すごく良い曲なのでプロモーションでもよく使っており、ライヴでもかなり披露しているという[2]。
- DESPEDIDA - 安藤まさひろ作曲
- TOYS - 伊東たけし作曲
- SOFT MADNESS - 安藤まさひろ作曲
- アルバム『BRASIL』に収録。これは以前OTTOTTRIOでの曲で、とても気に入っていたため、伊東ともやりたいなと思ってT-SQUAREでもレコーディングした。図らずも、ギターがマイケル・フランクスの『スリーピング・ジプシー』というアルバムのラリー・カールトンのような感じで入り、すごく気に入っており、それでこのアルバムにも入れたという。古いギブソン・ES-335を使っており、エンジニアのムギーのおかげですごく良い音で録れているという[2]。
- DOWN TO MEMPHIS - 安藤まさひろ作曲
- アルバム『NEW ROAD, OLD WAY』に収録。アルバムのコンセプトにもあったブルージーな感じが出ていて、楽曲的にすごく気に入っているという。エンジニアは「スワンプ・ミュージックだね」と言っていた。伊東のサックスがすごく良い音で録れていて、なおかつアドリブのフレーズが、譜面に書いたんじゃないの?って思うくらいシンプルで、よく歌っているという。安藤自身としては個人的に好きな曲だが、T-SQUAREのイメージとはちょっと違っていたかもしれないと述べている[2]。
- HIT THE STREETS - 安藤まさひろ作曲
- アルバム『NEW ROAD, OLD WAY』に収録。安藤は楽曲的に本楽曲もすごく気に入っており、スティーリー・ダン的なムードが出ているという。ホーン・セクションが入っており、ドン・グルーシンが、「ジェリー・ヘイよりもラリー・ウィリアムズのほうがいいよ」と言ったため、ラリーにホーン・アレンジをお願いした。この曲でラリーのサックスソロがあったが、ロサンゼルスで録って日本に帰国したら、そこの部分だけデータが消えており、もう1回録り直してもらったという[2]。
- 風の少年 - 安藤まさひろ作曲
- EUROSTAR ~run into the light~ (2006 New Mix) - 則竹裕之作曲
- アルバム『SPIRITS』に収録。則竹の曲で、テーマをアコースティックギターで弾いている。彼の書いた「TOOI TAIKO」(アルバム『BLUE IN RED』収録)や「A DAY IN BLUE」(アルバム『SWEET & GENTLE』収録)などのようにすごく清々しく、安藤曰く、「やっぱり彼はすごく良い曲を書きますね」という。そんなに多作家ではないが、考え抜いて作っているので、本当に完成度が高いと述べている[2]。
- DREAM WEAVER (2006 New Mix) - 安藤まさひろ作曲
- アルバム『GROOVE GLOBE』に収録。『SPIRITS』の頃に書いた、ロック路線じゃない系の曲の中の1つ。16ビートの、少しジャジーな感じで、『SPIRITS』の頃のメンバーたちは多分こっちの方がやりたかったんじゃないかと思った。加入した森岡のおかげで、それまでにはなかった感じの、グルーヴ感のあるテイクになり、須藤満とはまた違ったグルーヴ感が出ているという[2]。
- FUTURE MAZE - 河野啓三作曲