XM29 OICW
1990年代に構想されたアメリカの次世代自動小銃開発計画
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XM29 OICWは、20 mm榴弾を発射することができる次世代個人携行火器のプロトタイプである。OICW計画の一環として1990年代に開発された。
- アライアント・テックシステムズ
- ヘッケラー&コッホ
- Contraves-Brashear Systems
- Octec
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| XM29 OICW | |
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| 製造国 | |
| 設計・製造 |
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| 仕様 | |
| 種別 | |
| 口径 | |
| 銃身長 | |
| 使用弾薬 |
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| 装弾数 | |
| 作動方式 |
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| 全長 | 864 mm[1] |
| 重量 | 8170 kg[3][4] |
| 発射速度 | 750発/分 |
| 銃口初速 | |
| 有効射程 |
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| 歴史 | |
XM29はhigh explosive (HE) モジュールと呼ばれるセミオートマチック方式の20 mmグレネードランチャー、kinetic energy (KE) モジュールと呼ばれる5.56 mmライフル、Target Acquisition / Fire Control System (TA/FCS) と呼ばれる火器管制装置の3要素からなる[5][6][2]。
従来のアサルトライフルとアドオングレネードランチャーの組み合わせとは異なり、XM29はグレネードランチャーを主武装とする[5]。プログラム可能な信管を持つ榴弾により、曳火射撃や遮蔽物に隠れた目標への攻撃を可能にする[7]。
開発

OICWプログラムは、戦闘のストレス下で低下する兵士の射撃技能に対応し命中率の改善を図ることにおいて、1950年代のSALVO計画、1960年代のSPIW計画、1980年代のAdvanced Combat Rifle (ACR) プログラムに続くものである[8][9][5]。1990年に終了したACRプログラムは、その最終報告で、ライフルの性能改善は行き詰まっており榴弾の研究開発に移るべきだとした[8]。
ACRプログラム終了の4年後、1994年にOICWプログラムは開始された[10]。同時期に開始されたランドウォーリア―計画では、従来のM16 / M4ライフルに高性能な照準器を組み合わせた結果、重量とコストが嵩んでおり、そこには改善の余地があった[11]。

AAIコーポレーション率いるグループとアライアント・テックシステムズ (ATK) 率いるグループが参入し[12][5]、1998年にATKが選定された[2][13]。ATKが開発元請となり、ATKがシステム統合と弾薬・信管、ヘッケラー&コッホが火器、Contraves-Brashear SystemsとOctecが火器管制装置を担当した[14]。
開発の初期段階ではライフル銃とグレネードランチャー同士を横隣に装着するといった、後期型のものとは異なる形態で組み合わされていた。また、別の開発段階での派生型では20 mmグレネードランチャー単体だけで構成されたものや、G36の代わりに同社のMP7を搭載したものが開発されている。
2002年1月に20 mm榴弾の安全性試験が行われ、これを通過した[15]。
- インクリメント1 - 軽量兵器の開発
- ヘッケラー&コッホとアメリカ陸軍による試作アサルトライフルXM8はインクリメント1による成果である[17]。しかし、このXM8計画は2004年にコルト社からトライアルに自社開発製品を参加させるように大きな圧力がかかり一度白紙に戻されることとなった[注釈 1]。そして、米軍から発表された要求諸元は、次の通りである。
- インクリメント2 - 単体兵器としての空中炸裂型グレネードランチャーの開発
- インクリメント2の結果としてXM25 25 mmグレネードランチャーが開発された[18]が、2018年に開発が中止された。
- インクリメント3 - 再び二つの兵器を合体させる[19]
- インクリメント3は、インクリメント1および2が完了していないため、まだ手がつけられていない。
設計
主に、1999年頃のフェーズ4 プロトタイプの情報に基づいて記述する。

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KEモジュール
KEモジュールは、H&KのG36ライフルをベースにしている[20]。セミオートと2点制限点射に対応する[20]。マガジンは、G36の樹脂製マガジンではなく、M16用のものを使用する[20]。
KEモジュールの操作系は全て左右両方から操作できる[20]。トリガーはHEモジュールと共用で、切換スイッチがある[21]。トリガーガード前方には測距ボタン、榴弾の信管作動距離を調整するボタンがある[21]。
HEモジュール
| 20mm×28 HEAB | |
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| 種類 | 榴弾 |
| 原開発国 |
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| 製造の歴史 | |
| 設計者 | アライアント・テックシステムズ |
| 特徴 | |
| 弾丸径 | 20 mm |
| 薬莢長 | 28 mm |
| 全長 | 92 mm |

HEモジュールはHigh Explosive Air Bursting (HEAB) と呼ばれる、時限信管による曳火射撃が可能な20 mm榴弾を使用する、ブルパップレイアウト、反動利用によるセミオートマチック方式のグレネードランチャーである[22][5]。
TA/FCSのレンジファインダーによって得られる距離情報、などにより信管の動作を設定する[23]。動作は4種類から選択できる[21][24][6]。何も設定していない信管はPDモードで動作する[25]。ライフリングによって加えられる旋回の回数から飛翔距離を算出する[15]。
従来のグレネードランチャーの弾頭が大きな放物線を描いて飛んでいくのに対し、銃弾のように弾道を描く[27]。点目標に対して500 m、面目標に対して1,000 mの有効射程を持つ[15][1]。
TA/FCS
HEモジュールの上部に搭載されるTA/FCSは、光学照準器、レーザー距離計、CCDカメラ、赤外線カメラ、電子コンパス、弾道計算などを行うマイクロプロセッサ (モトローラ 68000[29]) が統合されている[22][30]。
TA/FCSのファインダーは「Day」、「TV」、「Nigth」の3つのモードを持つ。
照準点は赤いドットで示される[28]。レーザー距離計で測定した距離、火器の傾きを考慮した弾道計算によって、随時補正される[31][24]。