『いしいひさいちの大政界』は、1994年1月28日に日本のセガから発売されたメガCD用シミュレーションゲーム。
地方で建設会社を営む国田会一郎が内閣総理大臣を目指すためプレイヤーは彼の秘書となって支えていたが、国田が急死。彼に代わって秘書が国政を目指すことになるストーリー。全3章仕立てで情報を集めて物事を解決に導いて政治家活動を行い出世していくコマンド選択方式。
開発はG-SATが行い、プロデューサーはメガドライブ用ソフト『幽☆遊☆白書 外伝』(1994年)を手掛けた大岡良樹とメガドライブ用ソフト『ドラえもん 夢どろぼうと7人のゴザンス』(1993年)を手掛けた渡辺雅人、ディレクターは『ドラえもん 夢どろぼうと7人のゴザンス』を手掛けた石井達也、音楽はメガドライブ用ソフト『レミングス』(1992年)を手掛けた高山博彦、キャラクター・デザインはいしいひさいちが担当している。
日本の政界をテーマとしたコンピュータゲームであるが、実在の政治家は登場しない[1]。物語は主人公が神様から建築業を営む国田会一郎を総理大臣にするよう命ぜられる事から始まり、国田の秘書を務める事となるものの国田が国会議員になった直後に急死、その後地盤を引き継いだ主人公が政治家として活動していく流れとなっている[1]。
ストーリーは全3章構成となっており、国田をサポートし国会議員にする「陣笠編」、政界において政務次官を目指す「中堅編」、党を抜け新党にて政権交代を目指す「党首編」が存在する[1]。通常時は市民の要望に応えながら人気や資金を集め、節目において選挙戦を戦う内容となっている[1]。
- プロデューサー:大岡良樹、渡辺雅人
- キャラクター・デザイン:いしいひさいち
- ディレクター:石井達也
- ゲーム・デザイン:石井達也、赤桐裕二
- シナリオ:大蔵圭一
- プログラム:島軒惣兵工、石黒雄一
- オリジナル・ピクチャー:吉田育子
- グラフィック:小山優一、奈良肇、小林修、進藤歩、渡辺明美
- 音楽:高山博彦
- サウンド・プログラム、効果音:浜田智之、小松邦夫
- スペシャル・サンクス:富岡雄一、田谷収二、柴田義一、江沢哲男、中隈章
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・6・6・5の合計23点(満40点)となっている[2]。
- ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.2点(満30点)となっている[3]。
| 項目 |
キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ |
総合 |
| 得点 |
3.3 | 3.2 | 3.0 | 3.2 | 3.3 | 3.3 |
19.2 |
- BEEP!メガドライブBEメガ・ドッグレースでは7、6、4,、6の23点(平均5.75点)[4]。レビュアーはのうち7点をつけた者は政治という一見難しい題材ながら日本の政治の仕組みがうまくゲームになっている、いしい漫画を読んでいるように気軽に楽しめるがちょっと難しいとし、他3人はよくあるコマンド選択式シミュレーションでコマンド説明におかげで遊びやすく街頭演説で場所や行動内容を決めるのはギャグ調で楽しめるが、画面の変化があまりなく達成感は今一つ、CDなら喋りがあってもよかったのではないか、最初から大変で出来は悪くないがコツをつかむのが難しくて選挙戦は辛くバランスが悪い、盛り上がりについては今一つとした者と多人数でプレイすればよいとする者がいた[4]。
- ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年、太田出版)では、本作のゲームシステムに関して、「やることは地味」と指摘しつつも「イベントは生臭くも笑える政治ネタが多い」と肯定的に評価した[1]。