いつかの、玄関たちと、
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神奈川県の山間部である下村は、交通の便が悪い小さな町。そこに住む大塚あやめは、ひょうきん者の父の毅と母の桐子のもと愛情を受けて育ってきたが、高校を卒業したら若者のいないこの町を離れ、東京の専門学校への進学を考えていた。
ある日、あやめの姉すみれとその娘の茉祐子が大塚家に帰ってくる。18年前に家を出たすみれの存在を知らなかったあやめはその状況を受け止めきれずにいた。
なぜすみれは家を出て断絶状態だったのか? その過去を知ったあやめは…。