おしゃべり魔女

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おしゃべり魔女」(おしゃべりまじょ、Wordy Rappinghood)は、アメリカ合衆国ニュー・ウェイヴ・バンド、トム・トム・クラブの楽曲。バンドのデビュー・スタジオ・アルバムおしゃべり魔女』(Tom Tom Club) からの先行シングルでもあった。この曲は、モロッコの伝統的な子どもたちの遊びの歌ともいわれる、1971年ロルフ・ハリスの録音で人気が出た、「ア・ラン・サム・サム」(A Ram Sam Sam) を部分的に取り入れている。合衆国では、この曲を「悪魔のラヴ・ソング」(Genius of Love) とつなげたバージョンが、『ビルボード』誌のディスコ・トップ80英語版で首位に立った。

曲の冒頭はタイプライターの音で始まり、耳障りなシンセサイザーのコードとともに特徴的なドラムブレイク英語版が聞こえる。5連目の歌詞は「Mots pressés, mots sensés, mots qui disent la vérité, mots maudits, mots mentis, mots qui manquent le fruit d'esprit」とフランス語で語られるが[4]、その大意は「急かされた言葉、賢明な言葉、真実を告げる言葉、呪いの言葉、嘘の言葉、精神の実りがない言葉」といったものである。

トム・トム・クラブティナ・ウェイマスクリス・フランツバハマナッソーに買った家の近くには、アイランド・レコードのオーナーであるクリス・ブラックウェルが住んでおり、ブラックウェルの計らいで彼が所有するコンパス・ポイント・スタジオでのレコーディングがおこなわれた。ブラックウェルはふたりに、スタジオを使ってシングルを1枚作るよう促し、もし自分が気に入ったら、アルバム丸ごと作ってもらっていい、と言ったとされ、最初に制作された楽曲が「おしゃべり魔女」であった[5]

制作には、フランツとウェイマスに加え、当時21歳だったキーボード奏者で、イアン・デューリーの『Lord Upminster』でサウンド・エンジニアを務めたスティーヴン・スタンレーと、元T‐コネクション英語版のベーシスト、モンテ・ブラウン (Monte Browne) が参加した[6]

トラックリスト

A. "Wordy Rappinghood" (Special 12" Version) – 6:39
B. "Spooks" – 6:28
A. "Wordy Rappinghood" – 3:50
B. "Wordy Rappinghood" (You Don't Ever Stop) – 4:05
A. "Wordy Rappinghood" (Remix) – 6:42
B. "Elephant" – 5:11
A. おしゃべり魔女 – 6:39
B. スプークス – 6:28

チャート

チャート(1981年–1982年) 最高位
ベルギー (Ultratop 50 Flanders)[10]1
フランス (IFOP)[11] 9
アイルランド (IRMA)[12]10
イタリア (FIMI)[13] 9
オランダ (Dutch Top 40)[14]2
オランダ (Single Top 100)[15]2
ニュージーランド (Recorded Music NZ)[8]35
スペイン (AFYVE)[16] 3
UK シングルス (OCC)[17]7
アメリカ合衆国 ビルボード Bubbling Under the Hot 100[18] 105
アメリカ合衆国 ビルボード Disco Top 80[19] 1

チックス・オン・スピードのカバー・シングル

「Wordy Rappinghood」
チックス・オン・スピードシングル
初出アルバム『99 Cents
リリース
規格 CDシングル12インチ・シングル
録音 2003年
時間
レーベル Chicks on Speed
作詞・作曲 ティナ・ウェイマス
クリス・フランツ
スティーヴン・スタンレー
プロデュース Glove
チックス・オン・スピード シングル 年表
We Don't Play Guitars
(2003年)
Wordy Rappinghood
(2003年)
Flame On
(2004年)
ミュージックビデオ
"Wordy Rappinghood" - YouTube
テンプレートを表示

「おしゃべり魔女」(Wordy Rappinghood) は、ドイツエレクトロクラッシュ・グループであるチックス・オン・スピード英語版によってカバーされ、彼女たちのアルバム『99 Cents』からの2枚目のシングルとして2003年にリリースされた。彼女たちのバージョンには、他の女性ミュージシャンたちもゲスト・ボーカルとして参加しており、ミス・キティン英語版ケヴィン・ブレクダム英語版ル・ティグラ英語版アダルト英語版ニコラ・クペラス英語版や、トム・トム・クラブの創設メンバーであるティナ・ウェイマスらが加わっている[20]

このカバーは、ザ・クレプトーンズ英語版2005年のアルバム『From Detroit to J.A.』に収録された「Really Rappin' Something」にサンプリングで使用された。2007年にはプレイグループ英語版がリミックスしたチックス・オン・スピードのバージョンが、スパンク・ロックコンピレーション・アルバムFabricLive.33』に収録された[21]

評価

オンライン雑誌『Drowned in Sound』のクリストファー・ロイド (Christopher Lloyd) は、この曲を「超キャッチーな7分間のダンスフロアー・キラー (ultra-catchy seven minute dancefloor killer)」と評した[22]

トラックリスト

  • ヨーロッパ CDマキシ・シングル[23]
  1. "Wordy Rappinghood" (Radio Edit) – 4:20
  2. "Wordy Rappinghood" (The Playgroup Remix) – 5:23
  3. "Wordy Rappinghood" (Dave Clarke's Non Techno Mix) – 3:37
  4. "Wordy Rappinghood" (The Playgroup Instrumental Mix) – 5:24
  5. "Wordy Rappinghood" (music video)
  • ドイツ 12インチ・シングル[24]
A1. "Wordy Rappinghood" (Album Mix) – 6:26
A2. "Wordy Rappinghood" (Acapella Version) – 4:10
B1. "Wordy Rappinghood" (The Playgroup Remix) – 5:23
B2. "Wordy Rappinghood" (Dave Clarke's Non Techno Mix) – 3:37

チャート

チャート(2003年-2004年) 最高位
Belgium Dance (Ultratop Flanders)[25]5
スコットランド (Official Charts Company)[26]72
UK シングルス (OCC)[27]66
UK ダンス (OCC)[28]4

アフィのカバー・シングル

脚注

関連項目

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