かそけきサンカヨウ
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2014年11月15日に刊行され[4] 、2017年5月25日に文庫化[1]された連作短編集『水やりはいつも深夜だけど』所収の6編の短編小説の中の1編[1]。2014年刊行当時は5編が収録[4]されていたが、2017年の文庫化に際し、1編が追加収録された[1]。他の4編(2014年当時)は幼稚園児の子どもを持つ親が主人公だが、本作のみが妹を持つ女子高校生が主人公となっていることについて、著者の窪は『本の旅人』2014年12月号でのインタビューでこう答えている。
思春期の女の子を書きたかったんです。陽は小さい頃に母親が家を出ていってしまって、以来自分のことはなんでも自分でやってしまうクセがついている。いきなり家族ができたという戸惑いと、どう折り合いをつけていくかを考えました。彼女もあまり言葉を発しないんですよね。この本には「飲みこむ」という言葉もよく出てくるんですが、みんな感情を相手に伝える前に飲みこんでしまっている。陽も、本当は父親に出ていったお母さんのことを聞きたいのに何も言わない。彼女の場合は同級生の男の子の存在もあって、少しずつ変わっていくんです。 — 窪美澄、『本の旅人』2014年12月号(聞き手:瀧井朝世)[5]
なお、短編小説の題名にはすべて植物の名前が使用されている[1]。
書誌情報
- 窪美澄『かそけきサンカヨウ』(『水やりはいつも深夜だけど』(KADOKAWA / 角川文庫)所収)
- 単行本:2014年11月15日発売、ISBN 978-4-04-102134-7[4]
- 文庫本:2017年5月25日発売、ISBN 978-4-04-105495-6[1]