かなしきデブ猫ちゃん
日本の創作童話シリーズ
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『かなしきデブ猫ちゃん』(かなしきデブねこちゃん)は、小説家・早見和真(文)と絵本作家・かのうかりん(絵)による創作童話シリーズ。
| かなしきデブ猫ちゃん | |
|---|---|
| 作者 | 早見和真 |
| 国 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| ジャンル | 童話 |
| シリーズ |
愛媛編全3作 兵庫編全3作 広島編 |
| 発表形態 | 新聞小説(愛媛新聞、神戸新聞) |
| 初出情報 | |
| 初出 | 2018年4月(ファーストシリーズ) |
| 刊本情報 | |
| 出版元 | 愛媛新聞社、神戸新聞社、集英社 |
| 出版年月日 | 2019年3月25日(第1作、愛媛新聞社) |
| 口絵 | かのうかりん |
| 挿絵 | かのうかりん |
デブ猫「マル」が愛媛を旅し、さまざまな経験を重ねながら成長していく姿を描く。愛媛編は愛媛新聞で3シリーズを展開し、2018年から2022年まで連載された。2022年4月から2025年1月までは神戸新聞で兵庫編が連載された。
概要
沿革
- 2022年1月1日、愛媛新聞でサードシリーズ『マルのラストダンス』の連載終了。愛媛編の完結が発表された。
- 2022年4月16日、神戸新聞で兵庫編第1シリーズ『マルのはじまりの鐘』の連載開始[9]。12月19日に終了し、翌年に震災編と特別編が連載。
- 2023年4月25日、兵庫編第2シリーズ『マルの真夏のプレゼント』連載開始。翌年1月13日に終了。
あらすじ
かなしきデブ猫ちゃん
「吾輩も猫である。名前はマル」という語りで物語が始まる。
愛媛県松山市の猫カフェで、保護されていた1匹のチビネコがいた。ある日、内気な少女アンナと出会い、その家族に引き取られる。「マル」という名前を与えられ、窓から大きな庭を見渡せる家での新しい生活が始まった。食いしん坊のマルは毎日食べて、ゴロゴロして、いつの間にか丸々と太ってしまったが、気にせずいつもの日常を過ごしていた。
幸せだったはずのマルの日常は、メスの子ネコ「スリジエ」が家族に仲間入りして一変する。家族の愛はスリジエに注がれ、そのスリジエからいたずらされてばかりになってしまい、マルも太り過ぎだと医者に指摘されて、次第に不満を募らせていく。そしてある時、スリジエと喧嘩になったマルはアンナに強く叱られてしまい、心が締め付けられる。
独り窓辺でくるまっていたその夜、突然窓の向こうに、額に月の形の傷がある謎の黒猫が現れ、マルにこう告げる。
「気高き者よ。その目で広い世界を見るのです」
言われるままに立ち上がったマル。体の奥底の震えを感じながら家を飛び出し、旅に出ることを決意する。
行く宛もなくトボトボ歩くマル。やがて道後温泉のからくり時計の前にたどり着くと、突然時計台が動き出し、中から踊る猫たちが現れる。猫たちは最初、家猫であるマルのことをからかうが、マルがここに来た経緯と黒猫のことを語ると態度が一変。猫たちのリーダーである坊っちゃんは、黒猫は「マドンナ」という名前であること、人間に傷をつけられて道後を去ったことを語り、マルにマドンナを連れ戻すよう頼む。それを聞いたマルは、自分が「気高き者」だと証明するために、坊っちゃんの仲間の白い鳥カタマの背中に乗り、旅立つのだった。
シリーズ一覧
愛媛編
- かなしきデブ猫ちゃん
- 絵本:2019年3月発売[12]、愛媛新聞社、ISBN 978-4-86087-143-7
- 文庫本:2021年3月19日発売[13]、集英社文庫、ISBN 978-4-08-744219-9
- かなしきデブ猫ちゃん マルの秘密の泉
- 絵本:2021年7月発売[14]、愛媛新聞社、ISBN 978-4-86087-155-0
- 文庫本:2023年4月20日発売[15]、集英社文庫、ISBN 978-4-08-744518-3
- かなしきデブ猫ちゃん マルのラストダンス
- 絵本:2022年3月発売[16]、愛媛新聞社、ISBN 978-4-86087-162-8
兵庫編
- かなしきデブ猫ちゃん 兵庫編 マルのはじまりの鐘
- 絵本:2023年4月14日発売[17]、京阪神エルマガジン社、ISBN 978-4-87435-696-8
- 文庫本:2025年5月20日発売[18]、集英社文庫、ISBN 978-4-08-744518-3
- かなしきデブ猫ちゃん 兵庫編 マルの真夏のプレゼント
- 絵本:2024年4月22日発売[19]、京阪神エルマガジン社、ISBN 978-4-87435-721-7
- かなしきデブ猫ちゃん 兵庫編 マルの怪盗Xを追え!
- 絵本:2025年5月30日発売[20]、京阪神エルマガジン社、ISBN 978-4-87435-754-5
外伝
- ジャックの“1ばん”さがし
- 絵本:2024年2月発売[21]、愛媛新聞社、ISBN 978-4-86087-171-0
テレビアニメ版
NHK松山放送局開局80周年の特別企画としてアニメ化され[22]、2021年12月6日からNHK総合で愛媛県内で先行放送、12月19日から全国放送された[23]。全10話。
監督・脚本は加藤道哉。美術監督は渡邊洋一。キャラクターデザインは竹内進二。アニメーション制作:サイクロングラフィックス[24]。
キャスト
放送日程
- 【愛媛向け】
- 通常版 2021年12月6日(月)~10日(金)/13日(月)~17日(金) 午後8時42分~8時45分
- 特別編 2021年12月28日午後6時10分 - 全10話を1本に編集して放送され、エンディングテーマに「デブ猫ちゃん音頭」が使用された。
- 【全国放送】2021年12月19日(日)/26日(日)午後11時55分~11時58分、2022年1月10日(月)~2月28日(月)毎週月曜 午前0時30分~0時33分 ※日曜深夜