かんたん

大分市の地名 From Wikipedia, the free encyclopedia

かんたん菡萏英語: Kantan)は、大分県大分市西大分駅の北西約200-300 mにある一帯を指す地名。住居表示上では生石港町2丁目の一部となっている[要出典]が、「かんたん地区」という通称も用いられている[2]

かんたん付近の国道10号(2008年)。右折標識板の下に大分信用金庫西大分支店(大分市浜の市1-3-34)の看板が見える。左側の道路案内標識は当時のもの。案内標識の表示県道695号は2017年時点で県道696号に修正されている[1]

地理

西大分駅の北西約200-300 mにあり、祓川の河口周辺にあたる。国道10号別大国道)が地域内を通っており、かんたんという交差点がある[3]

歴史

この地区を含む祓川河口および流域の一帯は古くから、現行地名と同じく、生石と呼ばれた[注 1]。一方、この地区が面する別府湾は菡萏湾の別名でも呼ばれたが、「菡萏」は開きかかった蓮の花を指し、U字型に開く別府湾の形状から名づけられたとされる[5][6]享和3年(1803年)に完成した『豊後国志』には、神宮寺浦(春日浦)の別名が菡萏湊であるとの記述があり[注 2][6]、菡萏はかつて春日浦を含む漠然とした地域を指していたとされる[6]

1884年(明治17年)にはこの地区に近代的港湾が完成し、菡萏港と名づけられた[9]。菡萏港の完成後には遊廓が立ち並び、時期によって変動はあるが、貸席が24、5軒から30軒あった。最盛期には約200人ほどの遊女がいた。これらの遊廓は約130年間続き、1958年(昭和33年)の売春防止法施行後には、貸間や旅館に転業した[6]。だが、多くがその後、民家やアパート等に転用されたり、解体され更地になったりしている。

「“かんたん”みなとまちづくり」が、平成18年度手づくり郷土賞(地域活動部門)受賞。平成29年度同賞大賞[10]

交通

大分駅から大分交通(路線バス)の別大線(大分駅 - 別府北浜 - 亀川 - 関の江)、国大線(大分駅 - 別府北浜 - 亀川 - 国東)、鉄輪線(大分駅 - 別府駅 - 鉄輪温泉)、APU線(大分駅前 - 別府北浜 - 亀川 - APU)などの各路線で「かんたん」停留所、下車。

地区内に鉄道駅はないが、国道10号をはさんだ内陸側に九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線西大分駅がある。

かんたんには、かつて大分交通別大線(路面電車)の菡萏停留場が存在していたが、別大線の廃止に伴い1972年(昭和45年)4月5日に廃止された。菡萏停留場は起点区間側の複線区間(併用軌道部)と単線区間(専用軌道部)の分かれ目であり[11]タブレット交換が行われていた(北緯33度14分52.6秒 東経131度34分48.0秒[12]。現在は路線バスによる運行が行われており、上述の別大線・国大線・鉄輪線でおおむね20分間隔で運行されている。

施設

  • かんたん交差点
  • かんたんバス停(大分交通)
  • 萬葉歌碑公園[13]
  • かんたん港園・かんたんサーカス[14][15](生石5丁目に所在。)
  • マリーナ大分
  • 生目神社
  • 松の湯

かつて存在した施設

  • 大分交通別大線:菡萏停留場
  • 菡萏遊郭 - 生石港町2丁目6,7,8,9番付近[16]に遊郭跡が多くみられる。[要出典]

脚注

参考文献

関連項目

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