かんたん
大分市の地名
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地理
歴史
この地区を含む祓川河口および流域の一帯は古くから、現行地名と同じく、生石と呼ばれた[注 1]。一方、この地区が面する別府湾は菡萏湾の別名でも呼ばれたが、「菡萏」は開きかかった蓮の花を指し、U字型に開く別府湾の形状から名づけられたとされる[5][6]。享和3年(1803年)に完成した『豊後国志』には、神宮寺浦(春日浦)の別名が菡萏湊であるとの記述があり[注 2][6]、菡萏はかつて春日浦を含む漠然とした地域を指していたとされる[6]。
1884年(明治17年)にはこの地区に近代的港湾が完成し、菡萏港と名づけられた[9]。菡萏港の完成後には遊廓が立ち並び、時期によって変動はあるが、貸席が24、5軒から30軒あった。最盛期には約200人ほどの遊女がいた。これらの遊廓は約130年間続き、1958年(昭和33年)の売春防止法施行後には、貸間や旅館に転業した[6]。だが、多くがその後、民家やアパート等に転用されたり、解体され更地になったりしている。
交通
大分駅から大分交通(路線バス)の別大線(大分駅 - 別府北浜 - 亀川 - 関の江)、国大線(大分駅 - 別府北浜 - 亀川 - 国東)、鉄輪線(大分駅 - 別府駅 - 鉄輪温泉)、APU線(大分駅前 - 別府北浜 - 亀川 - APU)などの各路線で「かんたん」停留所、下車。
地区内に鉄道駅はないが、国道10号をはさんだ内陸側に九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の西大分駅がある。
かんたんには、かつて大分交通別大線(路面電車)の菡萏停留場が存在していたが、別大線の廃止に伴い1972年(昭和45年)4月5日に廃止された。菡萏停留場は起点区間側の複線区間(併用軌道部)と単線区間(専用軌道部)の分かれ目であり[11]、タブレット交換が行われていた(北緯33度14分52.6秒 東経131度34分48.0秒)[12]。現在は路線バスによる運行が行われており、上述の別大線・国大線・鉄輪線でおおむね20分間隔で運行されている。