さいだん座ミュー星c
From Wikipedia, the free encyclopedia
| さいだん座μ星c mu Arae c | ||
|---|---|---|
| 星座 | さいだん座 | |
| 分類 | 太陽系外惑星 | |
| 発見 | ||
| 発見日 | 2004年8月25日[1] | |
| 発見者 | Nuño Santos, François Bouchy, Michel Mayor, Francesco Pepe | |
| 発見場所 | ラ・シヤ天文台, チリ | |
| 発見方法 | HARPS | |
| 現況 | 公表 | |
| 軌道要素と性質 | ||
| 軌道長半径 (a) | 0.09094 au[2] (1.3605×107 km) | |
| 近点距離 (q) | 0.07529 au (1.1264×107 km) | |
| 遠点距離 (Q) | 0.10659 au (1.5946×107 km) | |
| 離心率 (e) | 0.172 ± 0.040[2] | |
| 公転周期 (P) | 9.6386 ± 0.0015 日[2] 0.02639 | |
| 近点引数 (ω) | 212.7 ± 13.3 °[2] | |
| 前回近点通過 | JD 2452991.1 ± 0.4[2] | |
| 準振幅 (K) | 3.06 ± 0.13 m/s[2] | |
| さいだん座μ星の惑星 | ||
| 恒星 | ||
| 視等級 | +5.15 | |
| スペクトル分類 | G3IV - V | |
| 質量 | 1.10 ± 0.01 M☉ | |
| 半径 | 1.36 ± 0.01 R☉ | |
| 表面温度 | 5820 ± 40 K | |
| 金属量 [Fe/H] | 0.30 ± 0.01 | |
| 年齢 | 63.4 ± 4.0億年 | |
| 位置 | ||
| 赤経 (RA, α) | 17h 44m 08.7s | |
| 赤緯 (Dec, δ) | −51° 50′ 03″ | |
| 距離 | 50.6 ± 0.2 光年 (15.51 ± 0.07 pc) | |
| 物理的性質 | ||
| 下限質量 (Msin i) | 0.03321 MJ[2] (10.55 M⊕ | |
| 他のカタログでの名称 | ||
| HD 160691 c, さいだん座μ星d[注 1] | ||
| ■Template (■ノート ■解説) ■Project | ||
さいだん座μ星c(さいだんざミューせいc、Mu Arae c)またはHD 160691 cは、さいだん座の方角にあるさいだん座μ星の周囲を公転している太陽系外惑星である。公式名はDulcinea(発音:[dʌlˈsɪniə]または[dʌlsɪˈniːə][3])である。この惑星は初めて発見されたホット・ネプチューンあるいはメガアースである。
現在の技術ではどんな方法であれさいだん座μ星の4惑星を直接的に見ることはできないので、間接的に視線速度法で発見された。
名称
2014年7月、国際天文学連合 (IAU)は存在が確定している太陽系外惑星とその恒星に正式名称を与えることを企画した[6]。その過程には一般の人々からのノミネートや投票などもあった[7]。最終的に、2015年12月にIAUはこの惑星の名称がDelcineaに決定されたことを発表した[8]。この名称はスペインのPamplona天文台によって投稿された名前である。Dulcineaの由来は小説ドン・キホーテに登場するドゥルシネーア・デル・トボーソに由来する[9]。
さいだん座μ星cかdか
この惑星は天文学者によって現在でもさいだん座μ星dと呼ばれることがある。例えば、NASA Exoplanet Archiveではさいだん座μ星dが軌道長半径0.09 auであることから当惑星を指す。さいだん座μ星惑星系には4つの惑星が見つかっているが、それぞれ公転周期が638日,9.6日,310日,4200日である。Gozdziewskiらは発見された順に638日,4200日,9.6日,310日の順にb,c,d,eと名付けた[10]。しかし、対してPepeらは公転周期4200日の惑星が発見当時はまだ惑星の存在の確定には早計であると考え、確定してから符号を付けたため、638日,9.6日,310日,4200日の順にb,c,d,eと名付けた[11]。当惑星は公転周期9.6日であるため、GozdziewskiらのdとPepeらのcがそれに該当する。現在はIAUもPepeらの命名方法を使用している[12]ため、Pepeらの方法が使われる傾向にある。