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さむわんへるつ

日本の漫画 From Wikipedia, the free encyclopedia

『さむわんへるつ』は、ヤマノエイによる日本の漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)において、2025年42号から連載中[1]。リスナー仲間でライバル関係にある2人の真夜中に紡がれる青春模様を描いたラジオラブコメディ。

概要 さむわんへるつ, ジャンル ...
さむわんへるつ
ジャンル 少年漫画・ラブコメディ・ラジオ[1]
漫画
作者 ヤマノエイ
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ コミックス
発表号 2025年42号 -
発表期間 2025年9月16日[1] -
巻数 既刊4巻(2026年8月4日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画
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沿革

2022年1月24日、本作のプロトタイプとなった読切漫画「金曜ミッドナイト・トーキング」で2021年11月期JUMP新世界漫画賞を受賞[2]。

2025年9月16日、週刊少年ジャンプにて「巨星、新星、煌めき出す!秋の新連載2連弾」の第2弾[3]として連載開始[1]。連載開始時には、本作のPVが公開された[1]。同年12月21日、公式Xアカウントを開設[4]。

2026年1月5日、単行本第1巻発売。それを記念して、ニッポン放送の深夜ラジオ番組『オールナイトニッポン』とのコラボが実施される。具体的には、オールナイトニッポンの番組ロゴを背にして、ミメイとくらげが描かれているマイク前の写真をイメージしたセンターカラーが、同年1月5日に発売される週刊少年ジャンプ2026年6・7合併特大号に掲載された[5]。同年2月2日に単行本1巻の累計発行部数が10万部を突破し[6]、3月3日には20万部を突破している[7]。

あらすじ

生徒会長の梟森未明(ふくもり ミメイ)は勤勉で真面目ゆえに何でもできたが、唯一苦手とすることが面白いことだった。高校受験期にハマったお笑い芸人のロングホープズによる深夜ラジオ「月曜ミッドナイトトーキング(通称「月ミド」)」に毎週のようにネタメールを送り続けるも全く読まれていなかった。そんな中、クラスメイトで月ミドを語り合える唯一の友人・水尾海月(みずお くらげ)が月ミドの名物リスナー「うなぎポテト」であることを知る。くらげに煽られたミメイはうなぎポテトを超えると宣言し、2人はリスナー仲間かつライバル関係といった間柄になる。ミメイは月ミドが半年に1回開催するリスナー甲子園に出場するべくネタメールを送り続ける中で、大喜利の答えを考えるために2人で色んなことを経験したり、新たなリスナー仲間に出会っていく。

登場人物

声はボイスコミックの担当声優。

主要人物

梟森 未明(ふくもり ミメイ)
声 - 浦和希[8]
本作の主人公[9]。16歳。高校二年生。身長171cm。血液型はA。誕生日は11月10日[10]。ラジオネームは「森にふくろう」。略称は「森ふく」。くらげからの呼び名は「ミメイ君」。
生徒会長を務めており、生徒たちから頼りにされている。勤勉かつ負けず嫌いな性格ゆえに、文武両道で人望の厚い人物。だが、面白いことを考えるのは苦手。三年前からお笑い芸人ロングホープズの深夜ラジオ「月ミド」にハマっており、ネタメールを送り続けているが全く読まれない。くらげとは1年生のころに出会い、貴重な月ミドリスナーとして仲が良かったが、彼女がRN「うなぎポテト」とは全く知らなかった。その正体を知った後は、自分もいつかうなぎポテトより面白くなり、リスナー甲子園で優勝する目標を抱く。
水尾 海月(みずお くらげ)
声 - 水野朔[8]
本作のヒロイン[9]。16歳。高校二年生。身長146cm。血液型はO。誕生日は3月22日[10]。ラジオネームは「うなぎポテト」。略称は「うなポテ」。ミメイからの呼び名は「水尾さん」。
小柄な体躯に独特な雰囲気を纏っている。「月ミド」の大喜利コーナーで毎回のように読まれる有名リスナーで、リスナー甲子園にも出場している。学校でも街でも誰が相手であろうとボケまくり、一人の時でもボケまくる。普段、自らのボケに気づいてもらえないことが多いなか、ただ一人ツッコんでくれるミメイのことを好ましく思っている。歌音痴かつ運動音痴。カラオケには行ったこともなかった。くらげが誰かに協力するのは珍しいと言うナツには、「ミメイ君は楽しそうだから一緒にいたいんだと思う」と話している。

月ミドリスナー

赤羽 ナツ(あかばね ナツ)
「月ミド」の有名リスナー。22歳。身長165cm。血液型はAB。誕生日は8月31日[10]。ラジオネームは「バットばつ悪」。くらげからの愛称は「なっち」。
喫茶店「アカバネ」のマスターの女性。書道3段持ち。リスナー甲子園の出場経験あり。くらげとはリスナー甲子園出場者のオフ会で知り合った。くらげのことがとにかく大好きで、彼女と一緒にいるミメイを彼氏扱いし、彼に賄賂を渡して写真を撮ってくるよう強く頼み込むほど。たまにくらげや朱里を店でバイトさせている。
海老奈 朱里(えびな シュリ)
「月ミド」の有名リスナー。18歳。高校三年生。身長157cm。血液型はA。誕生日は4月7日[10]。ラジオネームは「えびのおすし」。
街中でくらげが月ミドリスナーと気付き、絡んで縁を持つ。過去、うなぎポテトに負けてリスナー甲子園決勝進出を逃したことから対抗心を燃やしている。周囲に月ミドのことを話せる友人がおらず、学校ではお笑い好きな面を隠してるため、月ミド友達に飢えている。くらげを友人扱いしたいが、素直な行動ができない。
ラジオネーム「バトルえんとつ」
「月ミド」の有名リスナー。略称は「バトえん」。リスナー甲子園の連続優勝者。くらげが敵愾心を燃やしている。全くの正体不明で、連絡先も分からなかったため、リスナーオフ会にも参加しなかった。
宮本 英人(みやもと エイト)
「月ミド」の有名リスナー。お笑い芸人。身長182cm。血液型はO。ラジオネームは「ヘイトフルエイト」。何故か間が悪い。後に事務所が決まったことで、月ミドにネタメールを送ることを止める。
狩野 虎乃(かりの とらの)
「月ミド」の有名リスナー。27歳。広告代理店に勤務する女性。身長160cm。血液型はA。ラジオネームは「冷やし中華の鉄人」。月ミドは新入社員の頃の自分を救ってくれたと心の支えにしている。
城熊 晋太郎(しろくま しんたろう)
「月ミド」の有名リスナー。19歳。フリーターの男性で、野球好き。ラジオネームは「抜けないで二遊間」。
ラジオネーム「四畳半に8人」
「月ミド」の有名リスナー。恥ずかしがりなため、頭に紙袋を被った人物。そのため素性も不明。
鎌桐 竜司(かまきり りゅうじ)
「月ミド」の有名リスナー。23歳。研究者の男性。ラジオネームは「恋のチューペット」。
猫田 良介(ねこた りょうすけ)
「月ミド」の有名リスナー。42歳。市役所職員の男性。ラジオネームは「超町長」。
綿貫 もこも(わたぬき もこも)
「月ミド」のリスナー。16歳。女子高校生。身長152cm。血液型はB。ラジオネームは「グミはお菓子に入りますか?」。略称は「グミおか」。零時とは幼馴染で、家が隣同士。彼を「零ちゃん」と呼ぶ。口癖は「むあ」。月ミドのアリーナライブでミメイやくらげと知り合う。
鷹山 零時(たかやま れいじ)
「月ミド」のリスナー。16歳。身長173cm。血液型はO。ラジオネームは「ノイズキャンセリングジャンキー」。略称は「ノイキャン」。将来、メディアの仕事に就くことを望んでいる。月ミドには特に思い入れがないが、好意を寄せるもこものためにリスナーをやっている。

月ミド関係者

ロングホープズ / 大瀬良(おおせら)、小山(こやま)
声 - アルコ&ピース[8][注釈 1]
眼鏡に顎髭の大瀬良と小柄な体型の小山のコンビによるお笑い芸人。月曜深夜3時から1時間半のラジオ番組「月曜ミッドナイトトーキング」のパーソナリティを務めている。5年前の漫才大会で優勝している。作者のヤマノエイは、ロングホープズの元ネタをアルコ&ピースだと答えている[11]。
伊波 (いなみ)
月ミドを担当する構成作家。ミメイが300通のネタを送った際は「随分やる気の奴がいた」とロングホープズに紹介している。
山岡(やまおか)
事務所の後輩芸人。ロングホープズにベッタリで、小山の新居の寝室に洗濯機を置いたというエピソードがある。

高校の生徒

野田 (のだ)、村上 (むらかみ)
声 - 丸山美紀・雪深山福子[注釈 2]
くらげの女友達。幼稚園時代から一緒の仲。野田は黒髪インナーカラーでセミロング。村上は太眉お団子ヘアで体育委員を務めている。学校ではくらげを含めた三人でいることが多い。
中谷(なかたに)、阪本(さかもと)
ミメイの男友達。よく昼食を共にしている。中谷はアイドル「メロディーたぬき(略称はメロたぬ)」のファン。阪本は音楽に詳しい。
中村(なかむら)、佐藤(さとう)、狛井(こまい)
生徒会長のミメイを支える生徒会のメンバー。他に1年が二人いる。

その他

ナツの祖父
ナツのお爺ちゃん。朝のラジオ番組「下柳昌弘のおはよう東西」のパーソナリティ、下柳のファン。ミメイのことを「ミライ」、くらげのことを「くじら」と呼び間違えている。

用語

月曜ミッドナイトトーキング
ロングホープズがパーソナリティを務める東西ラジオの深夜ラジオ番組。通称「月ミド」。月曜日の午前3時から4時半まで放送され、その時間帯にも関わらずリスナーが多く、コラボグッズをコンビニで販売するほどの人気。
リスナー甲子園
月ミドで半年に1回のペースで開催されている、リスナーによる大喜利の生放送。普段の放送でより多くのネタメールが読まれた者が選出される。優勝者には金のミドラン、準優勝者には銀のミドランが送られる。
ルーキー戦
リスナー甲子園に出たことがなく、所持ポイントが5以下のリスナーのみが出場できる企画。ナツは4年前に優勝したことがある。
リスナーオフ会
リスナー甲子園後に出場者が集まるオフ会。ナツの店などで開かれ、甲子園未出場者でも参加可能。
ミドラン
「ラジオ好きな怪獣」という月ミドのマスコットキャラクター。番組で投稿が採用されたリスナーにはこのミドランのキーホルダーがノベルティグッズとして贈られる他、ラジオ局主催のイベントでは着ぐるみが登場することもある。
東西ラジオフェス
昼のラジオ番組がメインのフェス。企業ブースや屋台が出店し、ミメイ達が訪れた時はミドランのステージもあった。

作風

週刊少年ジャンプは『アオのハコ』、『ひまてん!』、『ウィッチウォッチ』、『鵺の陰陽師』、『しのびごと』と恋愛系漫画が増えてラブコメ戦国時代となっており、同作品もラブコメ漫画だが、異色の設定でサブカル要素を強く打ち出している[9]。

書誌情報

  • ヤマノエイ『さむわんへるつ』 集英社〈ジャンプ コミックス〉、既刊4巻(2026年8月4日現在)
    1. 「ラジオネーム うなぎポテト」2026年1月5日発売[5][12]、ISBN 978-4-08-884815-0
    2. 「ばかまじめ」2026年3月4日発売[13]、ISBN 978-4-08-884869-3
    3. 「夏休みになったら」2026年5月1日発売[14]、ISBN 978-4-08-885037-5
    4. 「2人の世界」2026年8月4日発売[15]、ISBN 978-4-08-885135-8

評価・反響

単行本1巻発売後、翌週に重版決定[16]。

キットゥン希美は、「『さむわんへるつ』は“深夜ラジオのハガキ職人”というサブカル的な題材で、適度にゆるいお笑いなので、斬新な読み心地となっている」と語っており、さらに、「ヒロインの造形も『ジャンプ』のラブコメ作品としては珍しい。海月はいわゆる“ジト目”キャラで、感情が読み取りにくい脱力系の女子という印象。性格も見た目もサブカル感があり、王道ヒロインとはかけ離れている。とはいえポーカーフェイスと見せかけて時折素直な感情を覗かせるギャップは破壊力抜群」とも述べている[9]。

複数の芸能人もさむわんへるつを話題に出しており、伊集院光は、自身が出演するラジオ番組にて『さむわんへるつ』を話題に出している[17]。さらに、アルコ&ピースは2025年10月28日放送分の『アルコ&ピース D.C.GARAGE』にてロングホープズのモデルになったのを触れており、マヂカルラブリーは2025年12月4日放送分の『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)』にてくらげの友人として名前が使用されたことに言及している。

脚注

外部リンク

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