せっぺとべ
From Wikipedia, the free encyclopedia
400年以上前の1595年(文禄4年)に、日置島津家の第3代島津常久が、日置八幡神社を日置の総鎮守と定めた頃に始まったとされる。日置八幡神社(市指定史跡[3])と、隣の吉利鬼丸神社(市指定史跡[4])が主体となり、毎年6月初旬に開催される。
八幡神社と鬼丸神社にて、各地区の虚無僧踊りや棒踊り・鎌踊り・笹踊りなどの「お田植え踊」が奉納される。これらの舞踊も市の無形民俗文化財である[5]。その後、神田にてせっぺとべが始まる。
「二才衆」(成年式を終えた未婚青年の集まり[6])とよばれる白装束の男達(焼酎を飲んでかなり酔っている)が、田植え前の神田に入り、円陣を組んで「やれとべ、せっぺとべ 」と歌い、泥塗れになりながら飛び跳ねる所作をする。これには一年の豊作祈願のほか、田んぼの泥をこねて耕す意味と、害虫を踏んで駆除する意味があるとされる[7][2]。また日置八幡神社のせっぺとべでは仮面神である巨大な「大王殿(デオドン)」が現れ、田んぼの神事を見守る。この大王殿は『三国名勝図会』によると、かつては秋の収穫祭(鹿児島県地方で「ホゼ(放生会)」と言う)の時期に現れていたが[8]、現在ではせっぺとべに登場するようになったという。
新型コロナウイルス感染防止の措置により、2020年(令和2年)に続き2021年(令和3年)のせっぺとべは中止となった[9]。