老人と子供のポルカ
1970年の楽曲
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背景
リリース当時は、日本の高度経済成長の集大成とも言うべき日本万国博覧会の開催が迫っていた時期であったが、その反動として数々の社会問題が重くのしかかった時代でもあった。本楽曲はリズムこそ軽快かつコミカルであるものの、中身は「『ゲバ(学生運動)』『ジコ』『スト』の被害者は老人と子供である」という痛切な叫びが込められたメッセージソングである[8][9]。
同年公開された映画『ハレンチ学園』の中でも挿入歌として使われている[10]。
左は本作発表の翌年(1971年)に死去。葬儀の際にはひまわりキティーズのメンバーも駆けつけ、この曲の大合唱で葬送した。なお、2004年に作曲者である早川博二が逝去した際も、彼の葬儀で地元の合唱団によって歌われている。
制作
企画は塚田茂を歌手デビューさせるなど異色の起用で実績のあったディレクターの松村憲男による。松村は当時6歳の皆川おさむが唄った『黒ネコのタンゴ』のヒットに着目し、『子供が受けるならその逆を』として、老人に唄わせる曲を企画した。当初は『時事放談』(TBS系)で人気を得ていたエコノミストの小汀利得に話を持ちかけたが拒否され、左が唄うことになった[11]。左は、1914年から1915年にかけて帝国劇場に属してオペラを学んだ実績もあったため[12]、歌の素養がないわけではなかったが、表面上は「事務所が勝手に話をまとめてきたのでやむなく唄う」という姿勢を崩さなかった。収録でも「自分は機械人間ではないので、言われた通りに歌うことはできない」と我流を通し「こんな曲が売れるわけがない」と主張していた[11]。しかし、いざ曲が発売されると、老人と子供の意外な組み合わせと左の唄声の絶妙なリズムのずれで注目を集め[8]、左は当時76歳であったが、これは当時としての日本音楽史上最高齢の歌手デビューとして話題となった。
記録
その後の影響
この曲の影響は左の没後も残り、曲中の「ズビズバ」は、後に清水アキラなど、数多い物まね芸人のネタになったほか、2003年には旭化成ライフ&リビングの浴室用スポンジの名称にも用いられた[16]。このほか、2000年に放送された『ホンダ・キャパ』(後期型)のCMや、2001年に放送された江崎グリコ『カルポ』のCMの中でこの曲の替え歌が使用されていた。さまざまな歌手がカバーを発表、2009年11月には、サントリーフーズ「ビタミンウォーター」のCMで『銀河鉄道999』の鉄郎とメーテルがアカペラで歌唱した。また、2017年から放送開始した『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)でも、充電がなくなったときに流れる[7]。
収録曲
カバーした歌手
| 音楽・音声外部リンク | |
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| カバーの例 | |
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- 平野雅昭(1977年) - 『おかしなおかしな演歌』(『演歌チャンチャカチャン』のB面)の一節。
- 16TONS(1991年) - アルバム『16TONS』にて。
- 豊田眞唯、笑福亭松之助(1999年) - 『老人と子供のポルカ~学校の怪談バージョン』としてカバー。映画『学校の怪談4』主題歌[17]
- ザ・フォーク・クルセダーズ(2002年) - アルバム『戦争と平和』にて。「自切俳人&カメレオンズ・スリー」名義。4番を追加。
- 梅津栄とプレイハウス(2004年)[18]
- いっこく堂(2005年)
- ドント・ウォーリー・ベイビーズ(2006年)
- 高田純次(2007年) - 替え歌『適当男のポルカ』としてカバー[19]。
- グレート小鹿・春日萌花(2008年)[20]
- 雪子姫&ハルミ(能登麻美子&川澄綾子)(2011年) - テレビアニメ『Dororonえん魔くん メ〜ラめら』挿入歌。
- 大宮アイドール(2015年) - マキシシングル『流星Destiny』に収録。
- ラサール石井(2020年) - 『老人と子供のポルカ2020』としてカバー。ラサールと、放送作家の木崎徹(苦楽健人名義)が現代世相に合わせた歌詞に変更し、子どものコーラスは劇団スーパー・エキセントリック・シアターの小中学生部門「劇団こどもSET」が担当する[21]。