ふさおとめ
From Wikipedia, the free encyclopedia
千葉県農業試験場で1990年に父:越南146号(後のハナエチゼン)、母:東北143号(後のひとめぼれ)の組合せで交配した[1][2]。育種年限を短縮するため、交配の翌年にバイオテクノロジーの葯培養法を行う[1][2]。その結果得られた倍加個体[3]から得た穂を穂別系統選抜[4]し、1992年に有望な1系統に「佐系葯97号」の系統名が付与された[1]。1993年に生産力検定及び各種特性検定の結果を総合し地方系統名「千葉6号」が付与された[1][2]。1995年には水稲奨励品種決定基本調査、及び現地調査を行った結果、品種として有望と認められたため、同年12月に種苗法に基づく品種登録申請を行い、1997年3月に奨励品種に採用された[1][2]。
1996年8月に名称の公募を行い、27850点の応募の中から1997年1月に、房総半島の『ふさ』に乙女を組み合わせて「ふさおとめ」と命名された[1]。1998年に初出荷[5]。
冷害に強く、いわゆる早場米であるとともに、食味評価Aを得るなど、隠れた名産米である。2016年現在、外食・中食向けの業務用米として多用されている[6]。大阪堂島商品取引所のうち、業務用米が取引される「東京コメ」市場にて2015年から指標銘柄のひとつとなっている[7][8]。