やへむぐら

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やへむぐら(やえむぐら、八重葎)』は、南北朝時代に書かれた擬古物語[1]。1冊[1]。作者不詳[1]。題名は物語中の和歌「やへむぐらよもぎがもとはよそにみて行き過るにもそでぞ露けき」に由来する[要出典]。『徒然草』の影響を指摘する説もある[1]

『日本古典文学大辞典』によるあらすじは以下の通りである[1]

故左大臣の息子中納言は、才色兼備で独身であったが、右大臣の中の君との縁談に気乗りがせず、世をはかなんでいた。9月、中納言は紅葉帰りに四条辺りで琴の音を聞き、葎が茂る家にいた女君を垣間見て契りを結ぶ。この女君は右大臣の側室の娘で、母と死に別れて叔母に養われていた。冬、大納言は女君に山吹の打掛を贈る。しかし、中納言は母の病気のために女君のもとへ訪れなくなる。一方、女君には民部大輔との婚姻の話が持ち込まれ、叔母は難波見物と偽って、女君を筑紫行きの船に乗せる。しかし、船は嵐に遭って明石に到着、女君は心痛で病気となる。驚いた一行は住吉まで戻るが、女君は亡くなってしまう。8月、中納言が母と有馬温泉に出かけて難波の三津寺に詣でると、女君に贈った山吹の打掛で作られた幡を見つける。中納言は女君の死を知り、懇ろに菩提を弔い、世のはかなさを知ってますます道心を深めた。

特色

脚注

参考文献

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