りゅう座矮小銀河
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りゅう座矮小銀河(Draco Dwarf)は、1954年にローウェル天文台のアルバート・ウィルソンが、ナショナルジオグラフィック協会が行ったPalomar Observatory Sky Survey (POSS)により撮影された写真を用いて発見した[5]矮小楕円体銀河である。局所銀河群の1つで、銀河系の伴銀河である。りゅう座の方角に銀河面の34.6°上方にある[6]。
| りゅう座矮小銀河 | ||
|---|---|---|
| 星座 | りゅう座 | |
| 見かけの等級 (mv) | 10.9[1] | |
| 視直径 | 35.5′ × 24.5′[1] | |
| 分類 | E pec[1] | |
| 位置 元期:J2000.0 | ||
| 赤経 (RA, α) | 17h 20m 12.4s[1] | |
| 赤緯 (Dec, δ) | +57° 54′ 55″[1] | |
| 赤方偏移 | -0.000974[1] | |
| 視線速度 (Rv) | -292 ± 21 km/s[1] | |
| 距離 | 260 ± 30 kly (80 ± 10 kpc)[2][3] | |
| 他のカタログでの名称 | ||
| Draco Dwarf Spheroidal,[1] Draco dSph,[4] UGC 10822,[1] | ||
| ■Template (■ノート ■解説) ■Project | ||
特徴
こと座RR型変光星
1961年、ウォルター・バーデとヘンリエッタ・スウォープはりゅう座矮小銀河の中に260個以上の変光星を発見した。そのうち138個はクラスターの中央部にあり、5つを除いて全てがこと座RR型変光星であった[8]。
金属量
ダークマター
近年、矮小楕円体銀河はダークマター研究の主要なツールとなっている。りゅう座矮小銀河はそのような注目を集める天体の1つである。りゅう座矮小銀河の視線速度のコンピュータ解析により、内部の速度の大きなばらつきから計算される質量/光度比は440となり、大質量のダークマターを含んでいる可能性が示唆された。内部の速度のばらつきの大きさは、銀河系からの潮汐力を受けていると仮定すると説明できるが、りゅう座矮小銀河の水平分枝は狭く、このモデルと合致しない[10]。そのため、ダークマターを仮定して説明するより他なく、りゅう座矮小銀河は2007年時点で知られている中で、最も多くのダークマターを含む天体とされている[4]。りゅう座矮小銀河内でのダークマターの分布は、少なくともほぼ等温過程である[7]。