るなしい
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あらすじ
ある日、刑務所に収監されている女性は『るなしい』という題名の伝記を差し入れとして受け取る。その伝記の主人公は、差し入れを受け取った郷田るな自身であった。
さかのぼること十数年前、高校生のるなは、育ての親の「おばば」が営む
るなは高校では「宗教の人」と腫れ物のように扱われていじめにあっていた。その一方で、他の女子に「オタサーの姫」と
そんなある日、成瀬健章(通称ケンショー)が、るなの持つモグサと彼女の「神の子」としての使命に興味を示す。そして彼の行動がきっかけでいじめは止み、るなはケンショーに恋心を抱き積極的にアプローチするようになる。しかし、衝動的にした告白は、ケンショーに冷たく拒絶されてしまう。
告白は幼なじみのスバルの取り計らいでなかったことにされるが、るなは失恋により自らの「恋心」と「神の子としてのふるまい」の境界を見失い、ケンショーへの「復讐」を思案するようになる。
その過程で、るな・ケンショー・スバルはビジネスバトルで3か月先の文化祭までに誰が最も稼ぐか競うことに。るなは自身の宗教性や才覚を武器に校内でのビジネスを展開し、信者を獲得していく。
やがて、るなのもたらす啓示に傾倒する者らが現れる。その一部は恋愛成就や自己実現のための不合理な代償を厭わないようになるが、るなは罪悪感もなく彼らを導いていく。そして、文化祭でのある出し物をきっかけに、るなの「神の子としての力」は大きく揺らぎ、物語は約10年後へと移る。
るな、ケンショー、スバル。別々の道を歩んでいた3人は再会を果たす。信仰や願望、新たなビジネスを介して、彼らを取り巻く人間関係は再び動き出していく。
登場人物
主要人物
- 郷田るな(ごうだ るな)
- 本作の主人公兼ヒロイン。おかっぱ頭で顔に
雀斑 ()が付いた冴えない容姿をした女子。 - 「火神の医学鍼灸院」を営む「おばば」に「
火神 ()の子」として育てられ、彼女と共に暮らしている。親とは離れて暮らしていて[8][9]、久々に会って別れるときには母親に抱きついて泣いて甘えている。 - 高校ではいじめを受けているが、それに対して表立って感情を出すことはない。その一方、ケンショーには恋心や執念が入り混じった感情を向けるほど執着している。
- 石川スバル(いしかわ スバル)
- るなの鍼灸院の隣の家に住む幼なじみの男子で、るなの高校のクラスメイトの1人。るなの境遇を幼少期から深く理解しており、彼女を見守りながらも複雑な感情を抱いている。るなやおばば達とのご近所付き合いを父親には隠している。
- 男子生徒ばかりの広報委員会に所属しており、その活動室にるなを呼び、代金を払ってお灸の施術を受けている。その過程で、るなに彼女自身を題材にした小説の執筆を提案される。
- 成瀬健章(なるせ けんしょう) / ケンショー
- るなの高校のクラスメイトの1人で、学校の人気者に当たる陽気な性格の男子。貧乏な母子家庭で育ったが、「その境遇を恨みたくない」「母や姉に楽をさせたい」などの思いからビジネスに強い関心を持つ。るなの「神の子」としての使命に対し、距離をおいたり畏怖することなくリスペクトする。るなから告白されて幻滅したあげく拒絶するが、後にスバルから「罰ゲーム」によるものだと説明され、交流を再開する。るなとおばばに自己実現のための「火神の儀式」を施され、後に自らビジネスを展開するようになる。
- 他の人物と比べて高身長で、ときに大柄に描かれている。高校時代は、制服の長袖シャツをズボンの外に出し、袖をめくり、ネクタイの結び目をやや下げた着崩したスタイルで描かれている。
周辺人物
書誌情報
- 意志強ナツ子 『るなしい』 講談社〈KCデラックス〉、全5巻
- 2021年8月23日発売[12][13]、ISBN 978-4-06-524186-8
- 2022年4月13日発売[9]、ISBN 978-4-06-527349-4
- 2023年2月13日発売[11]、ISBN 978-4-06-530554-6
- 2024年8月9日発売[14]、ISBN 978-4-06-536393-5
- 2025年7月9日発売[15]、ISBN 978-4-06-539737-4
テレビドラマ
| るなしい | |
|---|---|
| ジャンル |
連続ドラマ 深夜ドラマ |
| 原作 | 意志強ナツ子 |
| 脚本 |
上田迅 加藤綾子 前田知礼 |
| 監督 |
上田迅 青木克齊 佐藤みずき 吉川肇(テレビ東京) |
| 出演者 |
原菜乃華 窪塚愛流 本島純政 影山優佳 滝澤エリカ 駒井蓮 島村龍乃介 加藤小夏 道上珠妃(ダウ90000) 正名僕蔵 根岸季衣 |
| 声の出演 | 松本まりか |
| 音楽 | 岡出莉菜 |
| オープニング | Nakamura Hak「善と悪」 |
| エンディング | seiza「恋文学」 |
| 国・地域 |
|
| 言語 | 日本語 |
| 製作 | |
| チーフ・プロデューサー | 祖父江里奈(テレビ東京) |
| プロデューサー |
吉川肇(テレビ東京) 深津智男(角川大映) 平塚美佳子(角川大映) |
| 制作 |
テレビ東京 角川大映 |
| 製作 | 「るなしい」製作委員会 |
| 放送 | |
| 放送チャンネル | テレビ東京系列 |
| 映像形式 | 文字多重放送 |
| 音声形式 | ステレオ放送 |
| 放送国・地域 | |
| 放送期間 | 2026年4月3日 - |
| 放送時間 | 金曜 0:30 - 1:00 (木曜深夜) |
| 放送枠 | 木ドラ24 |
| 放送分 | 30分 |
| 公式サイト | |
2026年4月3日(2日深夜)からテレビ東京系「木ドラ24」枠で放送中[7]。主演は連続ドラマ初主演となる原菜乃華[7]。
あらすじ(テレビドラマ)
キャスト
ここでは、テレビドラマ(テレビドラマ版オリジナル以外)での設定について記す。
主要人物(テレビドラマ)
- 郷田るな(ごうだ るな)
- 演 - 原菜乃華
- 主人公兼ヒロイン。陽野里高校 2年生。地味な風貌だが清楚な雰囲気を漂わせる女子。
火神 ()信仰の信者を両親に持ち、おばばに「火神の子」として育てられ、両親や兄とは離れて暮らしている。おばばが営む「火神の医学鍼灸院」で信者ビジネスを手伝っており、恋愛を禁じられている。おばばから鍼灸を学んでおり、文芸部の部室でも希望者に鍼灸の施術を行っている。自分へのいじめを止めたケンショーに恋心を抱き告白するが拒絶され、「神の子としての力」をケンショーへと向けていく。 - 高校を中退し、おばばが亡くなったため「火神の医学鍼灸院」を廃業したが、高校時代のるなの熱心な信者だった大内塔子が訪ねて来たことを機に、鍼灸師免許を取得し、治療院や信者ビジネス(主に「火神のもぐさ」の販売)を再開する。
- 成瀬健章(なるせ けんしょう) / ケンショー
- 演 - 窪塚愛流[16]
- 陽野里高校 2年生。チャラ男風の男子であり、陽気な言動を振舞ったことで人気者になっていた。貧乏な母子家庭で育ったため、起業やビジネスに強い関心を持っている。るなに偏見を持つことなく接し、自身のお腹が弱かったこともあり彼女にお灸をしてもらうようになる。るなとの関わりを通じて信者ビジネスの世界へ踏み込んでいく。るなたちとのビジネス対決では、自分の時間を切り売りするホスト紛いの商売に手を染め、守銭奴に変貌していく。
- 高校卒業後は「サブスク見守りサービス」を始め、高齢者のよろず困りごと解消を1人月3万円で請け負っている。恋人の荻野岬から渡されたタウン誌に掲載された「火神の医学鍼灸院」の記事を見て、スバルを介して再びるなに接触する。
- 石川スバル(いしかわ スバル)
- 演 - 本島純政[16]
- 陽野里高校 2年生。るなの幼なじみにあたる平凡な男子。るなやおばば達とはご近所付き合いで交流していた。文芸部所属で小説を書いており、るなの伝記を書いて大ヒットさせるのが夢。
- 高校卒業後は地元タウン誌の編集者として働いていた。治療院の広告掲載を頼んできたるなと再会する。
周辺人物(テレビドラマ)
- 大内塔子(おおうち とうこ)
- 演 - 影山優佳[16]
- 陽野里高校 1年生。陽気な性格の女子。同校の先輩である理央に片思いしている。はじめは半信半疑だったが、恋愛相談に乗ってもらう内に、るなを崇拝するようになる。実家はお好み焼き屋を営んでいる。
- 高校卒業後はるなに弟子入りし、共に鍼灸師免許を取得、「火神の医学鍼灸院」で働いている。
- 荻野岬(おぎの みさき)
- 演 - 滝澤エリカ[16]
- 陽野里高校 2年生。ギャル風の女子でケンショーの恋人。
- 高校卒業後はトリマーとして働いており、ケンショーとは婚約前提で交際している。
- 森尾典子(もりお のりこ)
- 演 - 駒井蓮[16]
- 陽野里高校 2年生。ケンショーに淡い恋心を抱いており、それを見抜いたるなとケンショーによって搾取され人生を破滅に追いやられる。
- 樋口貴大(ひぐち たかひろ)
- 演 - 島村龍乃介[16]
- 陽野里高校 2年生。るなのクラスメイトでケンショーの友人。るなへのいじめを囃し立てていた側であり、彼女とは距離をおいている。ケンショーとは表面的には仲良くしているが、彼のことを陰で小馬鹿にしていた。
- 清野リク(きよの リク)
- 演 - 加藤小夏[16](第6話 - )
- 証券会社 営業社員。営業成績が振るわず悩んでいたところ、友人・和葉の勧めで「火神の医学鍼灸院」に通うことになる。
- 佐原和葉(さはら かずは)
- 演 - 道上珠妃(ダウ90000、第6話 - )[16]
- るなの信者。リクの友人。「火神の医学鍼灸院」を友人に布教している。
- 茂木毅(もぎ たけし)
- 演 - 正名僕蔵[16]
- 「火神の医学鍼灸院」の古参信者。るなに傾倒する信者でもあり、警察の取り調べを受けた際は「ケンショーはるなの命を狙っていた死神」だと糾弾している。
- おばば
- 演 - 根岸季衣[16]
- るなの育ての親。「火神の医学鍼灸院」の運営者で、火神信仰の教祖のような存在。信者の中から男女を選んで生まれたるなを「火神の子」として育て、「処女のモグサ」を売る信者ビジネスをしている。
スタッフ
- 原作 - 意志強ナツ子『るなしい』(講談社『小説現代』所載)[7][16]
- 脚本 - 上田迅、加藤綾子、前田知礼[7][16]
- 監督 - 上田迅、青木克齊、佐藤みずき、吉川肇(テレビ東京)[7][16]
- 語り - 松本まりか
- 音楽 - 岡出莉菜[17]
- オープニングテーマ - Nakamura Hak「善と悪」(maximum10)[18]
- エンディングテーマ - seiza「恋文学」(Sony Music Labels Inc.)[18]
- チーフプロデューサー - 祖父江里奈(テレビ東京)[7][16]
- プロデューサー - 吉川肇(テレビ東京)、深津智男(角川大映)、平塚美佳子(角川大映)[7][16]
- 制作 - テレビ東京、角川大映[7][16]
- 製作著作 - 「るなしい」製作委員会[7][16]
放送日程
| 話数 | 放送日 | サブタイトル[19] | 脚本 | 監督 |
|---|---|---|---|---|
| 第一話 | 4月3日 | 神の子は恋をしてはならない | 上田迅 | |
| 第二話 | 4月10日 | 神の子による洗脳教育 | ||
| 第三話 | 4月17日 | 神の子と信者ビジネス | 加藤綾子 | 上田迅 |
| 第四話 | 4月24日 | 神の子による衝撃の救済 | 吉川肇 | |
| 第五話 | 5月1日 | 神の子とチョコバナナ | 上田迅 | |
| 第六話 | 5月8日 | 神の子は蘇る | ||
| 第七話 | 5月15日 | 神の子と子種 | 前田知礼 | 佐藤みずき |
| 第八話 | 5月22日 | 神の子が仕掛けた罠 | 加藤綾子 | 青木克齊 |
| 第九話 | 5月29日 | 神の子の涙 | 上田迅 | |
- 第6話は『世界卓球2026▼男子団体決勝トーナメント準々決勝vsドイツ▼メダル決定戦!』(5月7日 18時25分 - 23時)放送のため、21分繰り下げて0時51分 - 1時21分の放送。
放送局
ネット配信
| テレビ東京系 木ドラ24 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
旅と僕と猫
(2026年3月6日 - 3月27日) |
るなしい
(2026年4月3日 - ) |
夫婦と16歳~狂気の隣人~
(2026年7月3日 - 〈予定〉) |