わにとかげぎす

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わにとかげぎす
漫画
作者 古谷実
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
レーベル ヤンマガKC
講談社漫画文庫
発表期間 2006年17号 - 2007年24号
巻数 全4巻(単行本)
全3巻(文庫本)
話数 全44話
ドラマ
脚本 髙橋泉
演出 坪井敏雄、熊坂出、泉正英、松木彩
制作 TBS
放送局 TBS系
放送期間 2017年7月19日 - 9月27日
話数 10話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

わにとかげぎす』は古谷実による日本漫画。「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて2006年17号から2007年24号まで連載された。

人生を無為に過ごしてきたことに32歳で気付いた男が自分自身を変えようと一念発起して、友人関係や恋愛、そしてさまざまなトラブルに翻弄される様をユーモア・サスペンス・諦観を交えて描く。

2017年に主演有田哲平くりぃむしちゅー[1]TBS系でテレビドラマ化された。

富岡ゆうじスーパーで深夜の警備員として働いていたが、自分にこれまで友だちや恋人と呼べる存在がいなかったことに気づき、これまでの孤独で無為な人生を深く後悔し、友だちを作ろうと決意する。その後、勤務先のスーパーに脅迫状が届いたことを皮切りに、さまざまな事件に巻き込まれる。

登場人物

富岡 ゆうじ(とみおか ゆうじ)
山梨県出身。東京郊外のスーパーマーケットにて夜間警備員を務める32歳の独身男性。肩まである長髪だが、額がだいぶ広くなっている。それまでの人生について、無為に寝て過ごすばかりで友達や恋人といった交流できる存在を持ったことがないと後悔し、友人ができることを心から願うようになる。車の免許は持っているが、運転は不慣れで上手ではない。羽田と一夜を共にしてから女性やセックスに対して強い関心を持つようになる。雨川と花林が巻き込まれた事件で、事情を全て知っていながら止めなかったことに責任を感じる。スーパーの警備員の職を失う。新しい職場で出会った斉藤を自身と同類だと思い熱心に慕うも、実際にはその間に存在するギャップに戸惑う。が、結局斉藤のことをよく気に掛けている(一方の斉藤は富岡のことを気に入ってはいるが気に掛けているとは言い難く、この辺りも両者の違いと言える)。新しい職場でも厄介な事件に巻き込まれ退職する羽目になる。最後には羽田と結婚にまでこぎ着け、レンタルDVD店でアルバイトとして働き始める。
羽田(はだ)
富岡と同じアパートの隣人。スタイルの良い美人で、小説家志望。富岡に好意を抱き、生まれて初めて好きになった異性がトランプのジョーカーであるなど男性の趣味は少々変わっている。過去に男性と交際したことがあるが、その男性に浮気をされ、さらに家にカメラを仕掛けられて盗撮されていたことを知り、恋愛というものを諦めるようになる。が、その後富岡のことをどうしようもなく好きになってしまい、結局付き合うことになる。作品後半でK談社の大きな賞を取り、作家としてデビュー。ちなみにデビュー作は富岡に「死んでも読むな」と釘を刺している。
ホームレス
富岡がスーパーの屋上でサボっているところを、無断で寝泊まりしていたアパートの空き部屋から眺めていた。本名は不明。一等前後賞を合わせれば一発でサラリーマンの生涯年収を上回れる宝くじを当てることが生涯の夢。富岡に脅迫状の犯人の情報を教えるともちかけ富岡の自宅に転がり込むが、200万円以上の借金をしている闇金融屋に発見され身柄を拘束される。その借金は富岡に肩代わりしてもらうのだが、涙を流して「この恩は必ず返す」と言いながら舌の根の乾かぬ内に「富岡に体を許すことで恩返ししようと思ったが、やっぱり1万円で買ってもらえないか」と富岡と交渉しようとしていた(富岡が同性愛者であるというのはこのホームレスの勘違い)。ちなみに脅迫状の犯人については何も知らなかった。
花林 雄大(はなばやし ゆうだい)
肥満体型の若者。青森出身。富岡の勤めるスーパーに警備員として就職、富岡にとっては人生初の部下となる。
自分の夢の中に出てくる、実在するかわからない「夢の女」と現実に出逢って結ばれることが夢。モテるということを人生の至上命題とみなしており、「金があればモテる」という思想から金への執着も人並み以上。そして金に目がくらんだ結果、とある事件に巻き込まれ、結局1億円を超える現金を持って行方をくらます。
雨川 勇(あめかわ いさむ)
高校を卒業したばかりの少年。メガネに坊主頭で小柄。ヤクザの情婦に好意を寄せている。その女性の部屋がのぞける立地にあるスーパーの警備員になろうと考え、唯一の警備員である富岡を辞めさせるために脅迫状を出した。結局、富岡は辞めなかったが警備員が増員されることとなり、晴れて念願の就職がかなう。猪突猛進タイプであり、冗談が通じない性格。それでいながら人の話を容易に信用しないしたたかさも備える。後に、上原殺しの実行犯として少年院へ送致される。
吉岡(よしおか)
※原作漫画では無名。
雨川が熱烈な好意を抱く女性。ヤクザと同棲している。雨川の好意を利用し、自らのあられもない姿が映った写真などが入っているという金庫(本当はそのヤクザの金が入っていた)を、ヤクザのマンションから運び出すよう依頼する。山梨県の山中で金庫を開けている際に上原と遭遇し散弾銃で撃たれ死亡。
上原(うえはら)
雨川と花林、吉岡が金庫を運び出した先の山中で偶然遭遇。金庫から札束を取り出す吉岡を散弾銃で撃ち殺し、花林と雨川を自宅に監禁する。アル中で鬱病を患っている父に殺されかけ逆に父を殺してしまうが、警察には届けなかった。自身の人生を価値のない物と断じ死のうと思っていた所に大金が転がり込み、一瞬生きる意欲を取り戻すが、充足感も達成感もないまま再び死のうと決意した。
斉藤(さいとう)
富岡が新しく勤務することとなる市民体育館(スポーツ総合センター)の先輩警備員。30歳。富岡が今まで遭遇したことがないほど達観した考え・人生観を有する。常に無表情で落ち着いているように見える。他の前任者に比べて富岡のことを気に入っている。また、照れた時には人並み以上に顔を赤くする。怒っているかのように見えるが、無表情で抑揚のない喋りは彼の元来の性質であり、割とキツイことを平然と言うのは彼なりに論理を追究した結果である。それが証拠に、人間らしい大爆笑もする。ストーカー被害に悩まされていた若井という女性に頼られた結果彼女へ好意を抱くが、彼女のための行動やそのときの無表情さが裏目に出てしまう。その後、自分を変えようと様々なことに挑戦するが納得いかず、アフリカへ旅立つ事を決意し退職した。

書籍情報

単行本

文庫本

テレビドラマ

脚注

外部リンク

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