アカササノハベラ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| アカササノハベラ | |||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Pseudolabrus eoethinus (Richardson, 1846) | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| red naped wrasse |
従来日本で「ササノハベラ」と呼ばれてきた種のうちのひとつであるが、1997年にアカササノハベラとホシササノハベラの2つに分けられた。本種は学名が復活し、ホシササノハベラは新種記載された。ただし、どちらかの種に「ササノハベラ」という標準和名を与えると混乱をまねくおそれがあるため、この標準和名はつけられず、アカササノハベラという新しい標準和名が提唱された[2]。
体長は最大30 cm。雄相(TP)の色彩は背鰭第4棘より後方は黄色である[2]。また背面には白色斑がなく、胸鰭の付け根に黒色点があることでホシササノハベラの雄相と、雌相(IP)は背面に白色斑がないことのほか、眼の下のラインが胸鰭の付け根で止まることによりホシササノハベラの雌相と識別できる。またホシササノハベラよりも第1背鰭棘、第3臀鰭棘、腹鰭棘はアカササノハベラのほうが若干長い[2]。
分布と生態
記載とシノニム、別名
アカササノハベラのタイプ標本の産地は中国の広東であり、1846年Richardsonにより記載された。同年にはTemminckとSchlegelによりLabrus rubiginosusが長崎より新種記載されたが、これはLabrus eoethinus(=Pseudolabrus eoethinus)の異名とされた。ながらくLabrus japonicus(=Pseudolabrus japonicus)なる学名が使用されてきたが、この学名の種は日本産の個体をもとに新種記載されたにもかかわらず形質が日本産のどのベラ科魚類とも一致しない[2][3]。
地方名としてはアカベラ(三崎、熊本)、アブラコ(敦賀)、アブラメ(鹿児島県)、エベスベラ(和歌浦)、クサビ・クサブ(長崎県)、ゴマンジヨウ(紀州)、ムギタネ(高知県沖ノ島)、などがあるが[5]、これはササノハベラ類の総称である可能性が高い。またほかのベラ類との混称でもあると考えられる。