アカボウズハゼ

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アカボウズハゼ(赤坊主鯊、学名:Sicyopus zosterophorus)は、南西諸島の渓流に生息するハゼで、個体数は非常に少ない。アカボウズハゼ属に属す魚。カエルハゼによく似ているが、背鰭に黒点がないこと、上顎の後半が眼の中央より後方にあり、吻長は上顎より長いことなどで区別可能。

日本国内では、種子島屋久島奄美大島沖縄島石垣島西表島[3]にのみ分布する。西部太平洋の島々[4][3][5]

形態

全長は4-6センチメートル[4]。オスに体側後半部は鮮やかな赤色で、数本の黒色横帯を持ち[4]、産卵期になると特に鮮やかになる[5]。メスの体は一様に淡黄色であり[3][4]、オスと比べて透明感が強い。両顎歯は尖った円錐状または犬歯状を呈する。背鰭に黒点がないこと、上顎の後半が眼の中央より後方にあり、吻長は上顎より長い[4]

生態

主に小河川の上流域[4][5]渓流域に生息し、大きな川にはいない[3]。頭上が開けた明るい滝壺でよく見られ、森の中をゆるやかに流れるごく浅い細流にも生息し[5]、流れの緩やかな淵の岩盤や転石の上に単独で見られ[4]、やや薄いところを好み、淵に単独で見られ[3]、中層を遊泳して移動する[3][4]。上流に向かって積極的に遡上し、途中に障害となる滝があってもものともしない。落差が10m以上ある滝の上にある淵にもその姿が見られる[5]

動物食性で、飼育下ではユスリカ幼虫(アカムシ)などを食べる[4]

保全状況

関連項目

脚注

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