アカメカモメ
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| アカメカモメ | |||||||||||||||||||||||||||
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| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Creagrus furcatus (Neboux, 1846) | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| アカメカモメ | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Swallow-tailed Gull |
アカメカモメ(赤目鷗[2]、Creagrus furcatus)は、赤道付近に分布する海鳥の1種で、カモメ科に分類される。本種はアカメカモメ属 Creagrus 唯一の種であり、唯一の夜行性のカモメでもある。世界で最も美しいカモメともされる[3]。別名エンビカモメ[3]。
本種は、フランスの博物学者で外科医である Adolphe-Simon Neboux により1846年に記載された。記載された当初はカモメ属 Larus に分類されていた。現在の属名はラテン語の Creagra とギリシア語の kreourgos (ともに肉屋を意味する)、および食肉を意味するギリシア語の kreas に由来するが、Jobling によるとこの属名は「食肉を吊るすためのフック」のことであると考えられ、本種が鉤状のくちばしを持つことを指しているという[4]。種小名の furcatus は、「2本歯のフォーク」を意味するラテン語の furca に由来する[5]。
分布
行動と生態

食性
アカメカモメは、カモメ類のなかで唯一夜間にのみ採餌する[8]。夕暮れになると、大きな鳴き声をあげ、ディスプレイをしながら集団でコロニーを離れる[9]。主な餌は、夜になるとプランクトンを食べるために海面近くまで浮上する魚やイカである[7]。イカの発光や、魚の動きに反応してプランクトンが発する蛍光をたよりに餌を捕ると考えられている[3]。また、夜間に採餌することで、グンカンドリによる略奪を避ける利益があるとされる[3]。
鳴き声
鳴き声やディスプレイは他のカモメ類とはかなり異なり、ミツユビカモメやクビワカモメの発する声に最も似る。最も大きく、かつ最も一般に聞かれる鳴き声は、「ガラガラ声とホイッスル」と呼ばれる警戒音であり、頭を左右に動かし喉を鳴らして鳴き声をあげる。この鳴き声は伝播し、警戒の対象となった物を見ていない他の個体も加わる。大声で速い kweek, kweek, kweek という声は、頭と頸を地面へと前方に曲げてなされる配偶者間の挨拶の鳴き声である[9]。
繁殖

アカメカモメは、およそ 5 歳より繁殖し[8]、つがい相手は毎年同じであることが多い[9]。大半の個体は一年中、ガラパゴス諸島の断崖や、時には平地でコロニーを作っては繁殖し、雛のための餌はそのコロニー周辺の海で集められる[8]。巣はふつう海抜10m未満の、岩肌の小さな壇にあり[9]、卵が転がるのを防ぐため、岩肌を溶岩の小片やサンゴの骨格、ウニの棘で覆って作られる[8]。営巣中の鳥は断崖側を向いていることが多いが、これはミツユビカモメなど、もっぱら断崖に営巣するカモメ類共通の習性である[7]。
卵には斑点があり、雌は1回の繁殖でふつう1個の卵を産む[8][10]。繁殖は同調せず、年間を通じて9か月周期で産卵するが、卵や雛がうまく育たなかった場合にはより短い周期になる[8]。卵は通常31–34日で孵化する[8]。雛はおよそ60–70日後に初めて飛べるようになり、おそらく成鳥とともに陸地を離れて外洋上で暮すようになるまでの約90日は、成鳥によって給餌される[8]。
保全状況
生理学
暗視
夜間に餌を探すために、アカメカモメの眼はカモメ類のなかで最も大きく発達している。さらに、その眼の裏側には輝板を備えており、これが網膜を通る光を反射することで、光受容細胞が受ける光量を増加させている[11]。
メラトニン
一般的に、血液中のメラトニン濃度が高くなると鳥類は眠くなる。アカメカモメを用いた研究では、1日の間の血中メラトニン濃度の周期的変動は検出されなかった。一方、同じ研究で比較対象として調査されたユリカモメ(この種は昼間に採餌する)では、昼行性の鳥類で予測される通り、夜間にメラトニン濃度が高くなった。このようなメラトニン濃度の特性が、アカメカモメを夜行性にする原因なのか、それとも夜間に活動する結果としてメラトニン濃度が変化しているのかはまだ不明である[12]。
