マンサク
マンサク科の落葉樹
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マンサク(満作[10][11]・万作[11]、学名: Hamamelis japonica)は、マンサク科マンサク属の落葉小高木。
| マンサク | |||||||||||||||||||||||||||
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| 分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Hamamelis japonica Siebold et Zucc. (1845)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| マンサク(満作、万作) | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Japanese witch hazel | |||||||||||||||||||||||||||
| 変種・品種[1] | |||||||||||||||||||||||||||
名称
分布・生育地
形態・生態
落葉広葉樹の小高木。多くは高さ3メートル (m) ほどの灌木で[16]、生長すると5 - 6 mになる[10]。樹皮は灰褐色で滑らか[11]。一年枝は淡褐色で毛がある[11]。葉は互生し、短い柄がついた長さ5 - 15センチメートル (cm) の菱形状の円形から広卵形で左右が歪み、葉身が厚く波状の鋸歯がある[12][10][16]。表は濃い緑色でツヤがあり、葉裏の葉脈上に淡褐色の毛が密生して目立つ[16][20]。秋は黄葉して黄色から橙色に色づき、落葉すると褐色に変わる[10][21]。日当たりがよいと、赤っぽく色づく個体もある[19]。
開花期は2 - 3月[12]。雌雄同株[22]。葉に先駆けて黄色の花が房状にたくさん咲いて目立ち[12][16]、ほのかに芳香がある[22]。花の直径は3 - 4 cm[16]、がく、花弁と雄蕊および仮雄蕊が4個ずつあり、雌蕊は2本の花柱を持つ。花弁は長さ10 - 15ミリメートル (mm) 、幅2 mmほどの細長いひも状でねじれる[12][10][16]。萼片は長さ約3 mmの暗赤褐色で、円形で反り返る[10]。
果期は9 - 10月[10]。果実は蒴果で、直径約10 mmの卵状球形で褐色の短毛が密生し[10]、黒色の大きな種子を2個含む[11]。果実はホウセンカのように、成熟後に乾燥することで先の皮が裂けて種子が飛び散る。
冬芽は互生し、短毛を密生し、2枚の芽鱗は落ちやすく裸芽になる[11]。頂芽は長楕円形で柄がある[11]。花芽は卵球状で、下を向いた柄の先に2 - 4個つく[11]。側芽は葉芽である[11]。葉痕は半円形や三角形で維管束痕が3個ある[11]。
利用
亜種・変種・品種
- オオバマンサク H. j. subsp. megalophylla
- 本州関東地方中部から岩手県の太平洋側に分布する亜種。
- ウラジロマルバマンサク H. j. var. discolor
- 北陸地方に分布する変種。
- ウラジロマンサク H. j. var. glauca
- 近畿・中部地方に分布する変種。
- アテツマンサク H. j. var. bitchuensis
- 中国・四国地方(愛媛県)に分布する[23]変種。萼片が黄色(マンサクの萼片は暗紫色)[23]。葉の両面に星状毛がある[23][24]。環境省のレッドデータブックでは、準絶滅危惧(NT)[25]。「アテツ」は岡山県の旧阿哲郡から、変種名の bitchuensis は備中国から。青龍寺に原木がある。
- アカバナマンサク(赤花満作) H. j. f. incarnata
- 花弁の赤い品種[16]。
- ニシキマンサク(錦満作) H. j. var. discolor f. flavopurpurascens
- ウラジロマルバマンサクの花弁の基部が紅色をしている品種[16]。
- マルバマンサク(丸葉満作) H. j. var. discolor f. obtusata
- ウラジロマルバマンサクの品種とされ、北海道西南部から本州の日本海側(鳥取県)にかけて分布する。葉の上半分が半円形をしていることからその名がある[26][19]。
マンサク属
マンサク属(マンサクぞく、学名: Hamamelis)は、マンサク科の属の一つ。東アジアと北米に分布し、4種ほどに分けられている。
- マンサク Hamamelis japonica
- 日本固有種。
- シナマンサク Hamamelis mollis
- 中国原産。花の芳香が強く、冬の枯れ葉が春まで落ちずに残る特徴があり、日本でも庭などによく植栽される[21]。葉は枯れても春先まで枝に残る[21]。庭木にされ、紅葉は濃い黄色に色づく[19]。日本のマンサクとの雑種 H. x intermedia には多くの園芸品種が作出され、よく栽培されている。
- ハヤザキマンサク Hamamelis vernalis
- アメリカマンサク (ハマメリス)Hamamelis virginiana
- 北米原産。マンサクによく似るが、花は秋に咲く。葉・樹皮のエキスは収斂薬や化粧水として古くから使われている。
- シナマンサク
- H. x intermedia 'Diana'
- H. x intermedia 'Pallida'
- ハヤザキマンサク
- アメリカマンサク