アラベラ語

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アラベラ語
チリプノ語、チリプヌ語
Tapweyokwaka
話される国 ペルー
話者数 50人(2002年
言語系統
表記体系 ラテン文字
公的地位
公用語 ペルーの旗 ペルー
統制機関 統制なし
言語コード
ISO 639-3 arl
Glottolog arab1268[1]
消滅危険度評価
Severely endangered (Moseley 2010)
 
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アラベラ語(アラベラご、チリプノ語(チリプノご)、チリプヌ語(チリプヌご)、:Arabela language、西:Idioma arabela)はサパロ語族消滅危機言語である。

Location of Arabela language

アラベラ語はペルーアラベラ川の支流であるナポ川に沿った地域で話されているアラベラ族言語である。

アラベラ語話者はキチュア語英語版といったケチュア語族の言語やスペイン語第二言語として使用しており、第一言語としてのアラベラ語の識字率は約10~30%、第二言語としての識字率は約50~75%である。

ペルー憲法第48条に従い、アラベラ語もまた他の少数言語と同様にペルーの公用語として認められている[2]

歴史

近代までアラベラ語を含むサパロ語族は、ペルー北東部で多く話されていた語族であったが、ゴムの商標化を目的としたゴムブーム英語版による準奴隷化や病などにより、その話者数は激減した。

現在、アラベラ族のほとんどはキチュア語やスペイン語を第一言語としており、アラベラ語話者の人口は非常に少ない。

文法・文字

文法

アラベラ語の語順SVO型で他のサパロ語族の言語と非常に近縁である。特に同じくペルーの言語であるアンドア語と単語が似ており、この2つの言語をアラベラ・アンドア語という1つの言語の方言と捉えることもある[3]

現在のところアラベラ語の方言は発見されておらず基本的にはないとされている。だが一説には、約1世紀前にアラベラ族と分離したパナヌユリという小規模な集団がおり、その集団の末裔の人々がアラベラ語の方言を話しているのではないかという考えもある[4]

文字

アラベラ語アルファベット[5]
大文字 小文字 国際音声記号
Aa[a] [æ]
Chch[t͡ʃ]
Dd[d]
Ee[ɨ]
Hh[h]
Ii[i]
Jj[j]
Kk[k]
kw[k͡w] [kʷ]
Mm[m]
Nn[n]
Oo[o]
Pp[p]
Rr[ɾ]
Ss[s]
Shsh[ʃ]
Tt[t]
Tsts[t͡s]
Uu[u]
Ww[w]
Yy[j]
'[ʔ]

音韻

母音

前舌 中舌 後舌
非円唇 非円唇 円唇
[i] [ɨ] [u]
半狭 [o]
広めの広 [æ]
[a]

子音

唇音 歯茎音 後部歯茎音 歯茎硬口蓋音 軟口蓋音 声門音
平音 平音 平音 平音 平音 唇音
鼻音 [m] [n] [ʔ]
破裂音 無声音 [p] [t] [k] [k͡w][kʷ]
破擦音 無声音 [t͡s] [t͡ʃ]
摩擦音 無声音 [s] [ʃ] [h]
接近音 [j] [w]
はじき音 [ɾ]

脚注

参考文献

関連項目

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