地上性の多年生草本[1]。茎の下部は地上を這い、各節から短い根のようなものを出すが、これは真の根ではなく、ムカゴ状の芽が根の役割を果たすもので、真の根はない。葉は数個を互生、卵形で短い柄があり、基部は茎を抱く。
花は穂状に少数を生じ、時に単一の花だけをつける。萼片はその基部で互いに癒合する。唇弁は蕊柱の根本にくっつき、基部は、丸く膨らんで肉質の2突起を持つ。距はない。幅の狭い柄のような爪部と先端の広がった舷部がはっきり区別できる。爪部は縁が滑らかで突起などはなく、舷部の先端は2つに割れる。蕊柱は短く、柱頭は直立する嘴体の両側にある。花粉塊は2個。
学名は「アリ」の意で、花が小さいことからアリを連想したものとのこと[2]。