アルゴノートは1944年6月28日にメイン州キタリーのポーツマス海軍造船所で起工した。1944年10月1日にアラン・R・マッカン夫人によって命名、進水し、1945年1月15日に艦長ジョン・S・シュミット少佐(アナポリス1937年組)の指揮下就役する。
アルゴノートはポーツマス海域およびナラガンセット湾で整調を行い、3月27日に整調後信頼性試験のためポーツマスへ帰還した。その後4月14日にフロリダ州キーウェストに向けて出航し、軽飛行機の特別試験と艦隊音響学校での訓練活動に従事する。5月13日にフロリダ沿岸を離れ、パナマ運河を通過してハワイに向かう。真珠湾には6月11日に到着し、アルゴノートは修理および訓練のため2週間を過ごした。
戦後
アルゴノートは9月1日にグアムを出航し、真珠湾とパナマ運河を経由してニューヨーク州トンプキンズビル(英語版)に向かった。10月4日にニューヨークに到着し、続いてオーバーホールのためメイン州キタリーに向かう。1946年初めにアルゴノートはパナマを拠点とする大西洋艦隊に配属される。パナマに向かう途中、アルゴノートは軽巡洋艦ホノルル (USS Honolulu, CL-48) とニューヨークとフィラデルフィア間の東海岸沖で濃霧の中衝突事故を起こす。両艦の損傷は軽微で、アルゴノートはそのままパナマに向かった。1946年後半にアルゴノートはコネチカット州ニューロンドンを拠点とする第2潜水戦隊に配属された。
1952年7月、アルゴノートはフィラデルフィア海軍造船所で改修が行われた。この改修によってシュノーケルおよび流線型の司令塔が装備された。これらの変更によりアルゴノートは水中における耐久性が向上することとなった。アルゴノートは1955年7月までニューロンドンを拠点として活動し、その後バージニア州ノーフォークの第6潜水戦隊に配属された。アルゴノートはレギュラスミサイルが装備され、巡航ミサイル潜水艦に改修された。
1958年、アルゴノートは母港をプエルトリコのサンフアンに変更する。同地で1年間を過ごし、ミサイル戦略活動に従事した。1959年にノーフォークに帰還し、1960年初めにオーバーホールを行い、そのときにミサイル発射装置は取り外された。改修が完了すると、アルゴノートは定時任務を再開し、対潜水艦戦訓練の支援をノーフォーク沖で行った。
1962年10月15日、アルゴノートは海軍のキューバ封鎖に参加した。その後ノーフォーク海軍造船所で定期オーバーホールが行われる。作業が1963年5月13日に完了し、アルゴノートはニューロンドン海域で回復訓練を行う。バージニア岬(英語版)海域での訓練の後、8月19日に地中海に向けて出航、第6艦隊との任務に就く。アルゴノートはジブラルタル、クレタ島のソウダ湾(英語版)、ギリシャのロドス島、トルコのイズミル、フランスのトゥーロン、マルセイユ、イタリアのサンレモ、ナポリを訪問した。その後12月15日に母港に帰還した。
アルゴノートは東海岸での定時任務を継続し、定期的に地中海の配備に就いた。1965年12月1日にノーフォーク海軍造船所でのオーバーホールに入る。作業が完了すると1966年6月10日に出航し公試を行う。その後ニューロンドンに向かい回復訓練を行った。アルゴノートは1966年の残りをニューロンドンの潜水艦学校での任務に費やした。
アルゴノートは1967年の初めにノーフォークへ移動したが、1月9日にバージニア岬海域を離れサンフアンに向かった。1月の残りと2月の大半はスプリングボード作戦に参加し、2月23日にカリブ海を離れ、5日後にノーフォークに到着した。続く2ヶ月間、アルゴノートは北大西洋および地中海巡航の準備を行う。5月26日に出航し、ノルウェーのトロンヘイムを訪問した。その後ドイツのクックスハーフェン、スコットランドのリース (スコットランド)(英語版)、スペインのロタ、イタリアのナポリ、マルタ島のバレッタを訪問し、9月20日に母港に帰還した。その後は年末まで沿岸での活動に従事した。
1968年2月6日にニューロンドンに到着したアルゴノートは、2月9日に入渠、2月26日まで留まった。2月27日に出航しノーフォークに帰還する。3月半ばにフロリダ州ジャクソンビルの作戦海域で哨戒を行い、3月22日にポートエバーグレーズ(英語版)に寄港した。3日後、母港に向けての帰路に就く。3月29日にノーフォークに到着し、沿岸活動を開始した。10月に再びポートエバーグレーズに巡航し、同月ノーフォークに帰還、不活性化の準備に入る。アルゴノートは12月2日に退役し、同日除籍された。アルゴノートは同日カナダに売却され、カナダ海軍ではレインボー (HMCS Rainbow, SS-75) の艦名で就役した。レインボーは1974年12月31日に退役した。
アルゴノートは第二次世界大戦の戦功で1個の従軍星章を受章した。
脚注
「SS-166, USS ARGONAUT」p.90
「SS-166, USS ARGONAUT」p.91
「SS-166, USS ARGONAUT」p.116
「SS-166, USS ARGONAUT」p.123