アルスク
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かつてはフィン・ウゴル系の人々が住んでいたと考えられるが、ヴォルガ・ブルガールの進出によりテュルク系人に同化されていった。町は13世紀頃にヴォルガ・ブルガールによって建てられた。タタール語の地名であるアルチャとは、「ウドムルトの」、あるいは「ウドムルト人」を意味する。16世紀半ばまで続いたカザン・ハン国の時代、アルチャはカザン・ハン国の一地方であるアルチャ・ダルガ(アルチャ・ダルアス、Arsk Darugha, Arça daruğası)の中心地であり、強力な要塞であった。アルチャ周辺はタタール人が多く住んでいたが、アルチャ・ダルガの人口の多くを占めていたのはウドムルト人であった。
1552年にはロシア・ツァーリ国のヴォロティンスキー公率いる軍により陥落し、ロシアに併合された。1606年にはロシアが要塞を再建し、1708年から1796年にかけてはカザン県のアルスク郡の中心地となった。1781年には市の地位を与えられている。
ロシア革命期の1918年、アルスクは反ボリシェヴィキの農民反乱軍により占領されていた。1920年から1930年には、タタール自治ソビエト社会主義共和国の下にアルスク・カントンが置かれたが、1930年にカントンからラヨン(地区)への編制替えが行われ、アルスク・カントンはいくつかの地区に分割されている。1926年には市の地位を失い村に格下げされたが、1924年にモスクワ・カザン・アグルィズ・エカテリンブルクを結ぶ鉄道が開通したことにより、アルスクは次第に物資集散地として重要になり始める。1938年には都市型集落に昇格し、2008年6月27日、再び市となった。
