アルプス社
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アルプス社東京本社が入居していたミッドタウン・タワー | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 略称 | アルプス社 |
| 本社所在地 |
名古屋本社:愛知県名古屋市千種区東山通五丁目65番地 東京本社:東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー |
| 設立 | 2000年(平成12年)8月16日(現法人の登記上の設立日) |
| 廃止 | 2008年4月1日 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 事業内容 | プロアトラスシリーズ(パソコン用の地図ソフト)など |
| 代表者 | 代表取締役社長 井上雅彦 |
| 資本金 | 410百万円 |
| 従業員数 | 203名(2007年(平成19年)4月1日現在) |
| 主要株主 | ヤフー 100% |
株式会社アルプス社(アルプスしゃ)は、かつて存在した名古屋市に本社を置く地図の企画制作・販売会社である。
1936年(昭和11年)創立。個人向けに「アトラスRD」シリーズなどの地図の出版と「プロアトラス」シリーズなどのPC向け地図ソフトの制作、販売などを行っていた。2000年時点では国内第3位の地図出版社であり[1]、道路地図「アトラスRD」シリーズの累積出荷数は1997年6月に350万部を突破していた。
2004年12月10日、民事再生法の適用。ヤフーの傘下となる。2008年4月1日、ヤフーへの吸収合併により消滅[2]。その後は、ヤフーの中の1セクションとして事業を継続している。「Yahoo!地図」「Yahoo!カーナビ」などはアルプス社時代からのスタッフが中心となり開発している[3]。また、アルプス社の地図データは2011年にOpenStreetMapに寄贈され活用されている[4]。
2004年12月10日、アルプス社は民事再生法の適用を申請した[5]。負債総額は約25億円。カーナビゲーションの普及を主な原因とする出版物の売り上げ減少に加え、電子地図データ開発の設備投資がかさみ自主再建を断念した。
12月13日、ヤフーが支援に乗りだし、事業を継承することで合意に達したと発表した[6]。
アルプス社の社外取締役のニコラス・ベネシュは、新興市場であるインターネット上で大きな存在である企業との提携が必要と考え、2000年頃よりヤフーにアルプス社の買収を提案していた。ヤフーは前向きな姿勢を示していたが、アルプス社は拒否し続けていた[1]。しかし出版の売り上げが急激に低下するとアルプス社は資金繰りに困るようになる。アルプス社はヤフーに買収を伺うが、この状態になればこの先どうなるのかは明確なので、ヤフーは「今の時点では買う気はない」と拒否した。融資先を見つけられなかったアルプス社は民事再生法を受けることになった。ヤフーはすぐにスポンサーに名乗り出、結果としてアルプス社の資産と人材を0円で入手することに成功した[7]。
主な事業
主な製品
電子地図ソフト
PC向け地図ソフト「プロアトラス」シリーズ。1996年発売。2007年4月に同じくヤフー傘下のクレオとの業務提携が発表され[8]、クレオに移管した。
地図出版物
- ビジネス愛知88
- 創刊年不明。B5版。「アトラスRD」が発売される以前から発売されており、アルプス社の道路地図帳では最古の部類に当たる。愛知県内の市区町村をそれぞれ収録した道路地図。市区町村別の編集で、各都市の主要部には拡大図を設けていた。タイトルの「88」は、当時愛知県が88市町村であったことに由来するもので発行年ではない。
- 愛知県交通規制道路地図
- A4版。愛知県警の全面監修により、県内の一方通行・駐車禁止・通行禁止などの交通規制情報を盛り込んだ道路地図。
- アトラスRD
- 1984年(昭和59年)創刊。当初は「MAGNET(マグネット)」という名称だった。1990年に近畿版、1994年に首都圏版が創刊された。サイズはB5版とA4版があった。2003年に後継シリーズの「アトラスRDX」が発売されたため、2002年版を最後に販売を終了した。「アトラスRDX」が発売されるまで、アルプス社の道路地図の主軸的な製品であった。
- アーバンアトラス
- 都市部を中心とした内容。「ビジネス名古屋」の名称で創刊された名古屋版と東京23区版があった。コンパクトサイズ。
- アトラスRD行動圏別道路地図愛知静岡
- 2001年のみ発行。
- アトラスRD詳細
- 名古屋圏版、札幌圏版、全東京版があった。
- アトラスRD広域
- 広域首都圏版のみ。
- 県別アトラス
- 2003年(平成15年)創刊。愛知県版、静岡県版、千葉県版、神奈川県版などがあったが、2006年版以降は愛知県のみに。2011年版を最後に発行終了。