アルミニウムイソプロポキシド
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アルミニウムイソプロポキシド (aluminium isopropoxide) は、アルミニウムアルコキシドの一種で、化学式が Al(O-i-Pr)3(i-Pr はイソプロピル基。-CH(CH3)2)と表される白色の固体。有機合成において反応試剤、触媒として用いられる。この化合物の実際の構造は複雑で、さらに結晶化後の時間や、溶媒による変化があることが知られている。
| 物質名 | |
|---|---|
Aluminium Isopropoxide | |
別名 Triisopropoxyaluminium | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.008.265 |
| EC番号 |
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PubChem CID |
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| RTECS number |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C9H21AlO3 | |
| モル質量 | 204.246 g·mol−1 |
| 外観 | 白色の固体 |
| 密度 | 1.035 g cm−3, solid |
| 融点 | 純度に敏感: 138–142 °C (99.99+%) 118 °C (98+%)[1] |
| 沸点 | @10 Torr 135 °C (408 K) |
| 分解 | |
| イソプロパノールへの溶解度 | 溶けにくい |
| 構造 | |
| 単斜晶系 | |
| 危険性 | |
| 労働安全衛生 (OHS/OSH): | |
主な危険性 |
可燃性(F) |
| GHS表示: | |
| Warning | |
| H228 | |
| P210, P240, P241, P280 | |
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
| 引火点 | 16 °C (61 °F; 289 K) |
| 関連する物質 | |
| その他の 陽イオン |
オルトチタン酸テトライソプロピル |
構造
アルコキシドには構造が複雑なものが多く、アルミニウムイソプロポキシドも例外ではない。構造が複雑であることは、水などの不純物や結晶化後の時間により融点が大きく変わる性質に現れている。知られている構造のひとつ、Al[(μ-O-i-Pr)2Al(O-i-Pr)2]3 と書き表される四量体構造(右上Infobox内参照)はNMR分光法やX線結晶構造解析で確かめられている[2][3]。この D3対称構造の中心に位置する Al原子は形式上、3個のアート錯体 "[Al(O-i-Pr)4]−" により八面体型に配位を受けている。一方、溶融状態から固化した直後の構造は環状三量体を多く含むことが NMR により知られている[4]。
他にアルミニウムのアルコキシドでは、アルミニウム tert-ブトキシド[5]が Al2(μ-O-t-Bu)2(O-t-Bu)4 の形の二量体構造をとることが知られる[6]。
合成
反応
歴史
アルミニウムイソプロポキシドが最初に報告されたのは、ハンス・メールワインとルドルフ・シュミットがメールワイン・ポンドルフ・バーレー還元を報告した中でのことであった[10]。


