アンタエウスオオクワガタ

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アンタエウスオオクワガタ
アンタエウスオオクワガタ(タイ産 87.1㎜ 野外ギネス)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目 Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
: クワガタムシ科
Lucanidae
: クワガタ属
Dorcus
亜属 : オオクワガタ亜属
Dorcus
: アンタエウスオオクワガタ
D. antaeus
学名
Dorcus antaeus
Hope, 1842
和名
アンタエウスオオクワガタ
ミナミオオクワガタ

アンタエウスオオクワガタ (Dorcus antaeus) は、コウチュウ目クワガタムシ科クワガタ属オオクワガタ亜属の1である。 そのたくましい姿から、ギリシャ神話の巨人「アンタイオス」に由来する名前がつけられた。中国語では「安達祐実大鍬形虫」と呼ばれている。

オオクワガタの仲間で最も重厚な体型をしていて、大型であり、体の横幅が広く、厚みがある。 オスの大アゴは特に太く、湾曲し、体色は光沢のある黒色である。

他のオオクワガタに見られるような大アゴのつけ根の近くの突起(眼上突起)は目立たず、メスの上翅には縦のスジがない。大アゴのつけ根の裏側にはオレンジ色の毛束がある。

分布

インド北部、ネパールブータンシッキムミャンマー中国南部、タイ北部、ラオスベトナム北部、マレー半島

熱帯地方に住むことから、和名でミナミオオクワガタと呼ばれていた。

生態

熱帯から亜熱帯の、標高,1000メートル以上の広葉樹の森林地帯に生息し、生息数は少ない。 日本よりも南方の地域に分布しているが、主として標高が高く冷涼な気候帯に分布する。特に、ヒマラヤでは標高2,000メートル以上の地域にも生息している。また、主として季節的な気温の変動が少ない低緯度地域に分布する。

成虫は、広葉樹の樹液をとしている。夜行性であり、外灯などにも飛来する。分布域における季節的な気温の変動が少ないため、活動期は日本のオオクワガタよりも長い。

オスは樹液が出る大木のなどを縄張りにしている。メスはオスの縄張りや産卵場所を求めて飛び歩き、広葉樹の太い倒木や立枯れの地中部に産卵する。成虫での寿命は2-3年である。

産卵から約1ヵ月ほどで孵化した幼虫は、地上から地下までの広葉樹の朽木の中で生活し、その朽木を食べて育つ。他のオオクワガタ類より、湿度が高く、より腐朽が進んだ朽木を好む。幼虫期間は生育場所や気温条件によって幅があり、半年-2年である。

終令幼虫は、になるために、蛹室(ようしつ)を作り始めて、約1ヵ月かけて蛹となる。 蛹は約1ヵ月ほど経過してから羽化し、成虫となる。羽化した成虫は、すぐには活動せず、約2ヵ月ほど経過してから、蛹室を出て活動を開始する。

多くの生息地でクルビデンスオオクワガタと混生している。 個体数はクルビデンスオオクワガタより多く、幼虫はより湿度の高い朽木を好む。 近年、日本への輸出のため、現地の人々が収入源としてクワガタ捕獲していて、大木を切り倒していることが社会問題となり、環境への影響が心配された時期があった。

分類

参考文献

外部リンク

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