アンティポロ

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アンティポロ
Lungsod ng Antipolo
City of Antipolo
アンティポロの市章
市章
愛称 : The Pilgrimage City
標語 : "Number UNO! antipolo"
位置
アンティポロの位置の位置図
アンティポロの位置
位置
アンティポロの位置(フィリピン内)
アンティポロ
アンティポロ
アンティポロ (フィリピン)
アンティポロの位置(ルソン島内)
アンティポロ
アンティポロ
アンティポロ (ルソン島)
アンティポロの位置(東南アジア内)
アンティポロ
アンティポロ
アンティポロ (東南アジア)
座標 : 北緯14度35分 東経121度10分 / 北緯14.583度 東経121.167度 / 14.583; 121.167
歴史
建設 1591年
行政
フィリピンの旗 フィリピン
 地方 カラバルソン地方
  リサール州
  アンティポロ
市長 Casimiro A. Ynares III
地理
面積  
  市域 306 km2
標高 156 m
人口
人口 (2025年現在)
  市域 989,859人
  備考 推計[1]
その他
等時帯 フィリピン標準時 (UTC+8)
夏時間 なし
ZIP code 1870
市外局番 2
公式ウェブサイト : https://www.antipolo.ph/
アンティポロにあるCloud 9 360° View

アンティポロ英語City of Antipoloフィリピン語Lungsod ng Antipolo)は、フィリピン北部ルソン島カラバルソン地方都市で、リサール州の州都である。人口は約98万人(2025年推計)。

名称は「ティポロ(Tipolo、タガログ語でパンノキの意)」に由来している。17世紀前期に当地域に安置された聖母マリア像平和と善き航海の聖母(アンティポロ聖母)にまつわる伝承に因んだ名称といわれているが、イエズス会士ペドロ・チリーノの『フィリピン記事』(Relación de las Islas Filipinas、1604年)[2]では既に「アンティポロ」という名称が見られる。

地理

シエラ・マードレ山脈の中腹に位置し、市内の半分は海抜200メートルの高原に位置する。南にはバエ湖がある。面積は306km2である。

隣接している自治体

歴史

1578年、フランシスコ会の宣教師によって作られた集落はアンティポロの始まりとされている。1591年にイエズス会伝道所となり、次第に拡大していった[3][4]

1626年から1632年までフィリピン総督を務めたファン・ニーニョ・デ・タボラがアカプルコから持参し、聖母マリアの彫像はイエズス会に授けられ、アンティポロの教会に移転された。やがてこの「善き航海の聖母」はマニラ・ガレオンの守護聖人として全国的に大きな注目を浴びて、その結果アンティポロはフィリピンのキリスト教において重要な巡礼地となった[5]

1853年、トンド州(後のマニラ州、現・リサール州とマニラ首都圏)に属していたアンティポロはモロン州(スペイン語:Distrito de Morong、現リサール州とほぼ一致)の一部となった。1864年、町の行政はイエズス会からアウグスチノ会レコレクト派に渡った。

アンティポロ市役所

フィリピン第一共和国下でモロン州の州都となったが、米比戦争の勃発後に町が米軍に占領されたため、代わりにタナイが州都に指定された。1901年、町はモロン州とマニラ州の一部から作られたリサール州に入った。

ヒヌルーガン・タクタクの滝
地元の伝承ではあまりにもうるさかった大鐘(タクタク)が落とされた場所とされている。

太平洋戦争の際、マニラ周辺の住民の避難先となった町が日本軍に占拠され、1945年に米軍による空襲に遭った。日本軍の兵舎となった教会は大破したが、聖母像は空襲の前に住民たちによって密かに持ち出されたため被害を免れた[5]

1952年、町の名所・ヒヌルーガン・タクタクの(Hinulugang Taktak)は国立公園に指定された。アンティポロ教会の再建が1954年に完成し、1983年にアンティポロ教区がマニラ大司教区から独立した際に司教座聖堂に格上げされた[6]

1998年4月4日、フィリピン共和国法8508号を根拠として、町が都市となった。リサール州の旧州都・パシッグの州の西側一部が1975年にマニラ首都圏に組み込まれたことに伴い、州政府はアンティポロ市に行政機能を移転し、パシッグにとって代わって事実上の州都となっているが、法律上においては未だに承認されていない[7][8]。2011年3月14日に、当時大統領・ベニグノ・アキノ3世によって高度都市指定を受けている。

地域

文化

「フィリピンの巡礼の中心地」(英:Pilgrimage capital of the Philippines)または「巡礼都市」(英:Pilgrimage City)と称されるアンティポロは古くから巡礼地として有名であり、今でも大聖堂を訪れるカトリック信者は絶えない。イエス・キリストの死と復活を記念する聖週間や聖母マリアをたたえる5月には特に、マニラからアンティポロまで徒歩巡礼する人は多い。

最も知られている当地の名産物はマンゴーカシューナッツ、スーマン(もち米ココナッツミルクで作られたちまきに似た食品)である。

交通

中心街

マニラ首都圏からアンティポロ市内への交通手段はバス・FX(乗り合いタクシー)・ジプニー・一般タクシー、そしてマニラLRTがある。

バス

スムーロン・ハイウェイ(Sumulong Highway)からオルティガス・アベニュー(Ortigas Avenue)に接続する経路で、民間のバスが不定期に運行している。

FX(乗り合いタクシー)

アンティポロ大聖堂近辺とマニラ首都圏を結ぶ路線がUV-EXPRESSによって24時間運行されている。

最終到着地 料金(PHP)
アンティポロ大聖堂近辺 マカティ市 - セキュリティバンク本店 55
ケソン市 - クバオ・ファーマーズ・マーケット 50
パシッグ市 - ロビンソン・ガレリア 50
マンダルヨン市 - シューマート(SM)メガモール 50

ジプニー

アンティポロ市周辺よりケソン市のクバオ・ファーマーズ・マーケットを結ぶ路線がある。

トライシクル

市内では一般的に利用される交通手段はトライシクルである。

鉄道

2021年7月5日、LRT2号線アンティポロ駅が開業した。マニラLRTがマニラ首都圏外の地に駅を設置するのはこれが初となる。

名所・旧跡・観光スポット

脚注

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