イイジマムシクイ

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イイジマムシクイ
イイジマムシクイ
イイジマムシクイ Phylloscopus ijimae
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
Status iucn3.1 VU.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ムシクイ科 Phylloscopidae
: ムシクイ属 Phylloscopus
: イイジマムシクイ P. ijimae
学名
Phylloscopus ijimae
(Stejneger, 1892)[2][3]
和名
イイジマムシクイ[2][3][4][5][6]
英名
Ijima's leaf warbler[2][3]
生息図
  黄:繁殖地
  青:越冬地
イイジマムシクイ(トカラムシクイを含む)の分布図

イイジマムシクイ(飯島虫喰[4]Phylloscopus ijimae)は、スズメ目ムシクイ科ムシクイ属に分類される鳥類[7]

日本台湾フィリピン[1]

冬季になるとフィリピンへ南下し越冬すると考えられ、1947年ルソン島ラマオで6羽の標本が採集されている[8]

日本では繁殖のため夏季に伊豆大島から青ヶ島までの伊豆諸島トカラ列島中之島に飛来(夏鳥)する[3]。冬季には伊豆諸島や南西諸島で発見例がある[8][3]。伊豆諸島の個体群は春季に海上から静岡県沿岸部に飛来した後に南下して伊豆諸島へ渡り、秋季に紀伊半島四国山岳地帯、大隅半島稲尾岳では8-10月、主に9月に飛来)を経由して南西諸島へ南下していると推定されている[8]。後述するようにトカラ列島に飛来する個体群を別種とする説が提唱され、2026年にトカラムシクイPhylloscopus tokaraensisとして新種記載された[9](「#分類」参照)。

形態

全長11.5センチメートル[3]。翼長6 - 7センチメートル[3]。上面は淡オリーブ緑色、下面の羽衣は黄白色[3]。頭頂を正中線上に入る筋模様(頭央線)がない[3][8]。内側から5-8枚目の初列風切には、羽軸よりも外側の羽毛に切れ込み(外弁欠刻)が入る[8]

後肢はピンクがかった淡褐色や橙褐色[8]

分類

種小名ijimae飯島魁への献名[4]

以前はセンダイムシクイの亜種とされていたこともある[3]

トカラムシクイ

DNAの分子系統学的解析では、伊豆諸島の個体群とトカラ列島の個体群では遺伝的距離が別種レベルで大きいという解析結果が出ていた[8][10]2026年3月18日、山階鳥類研究所をはじめとする研究チームは、両個体群を比較した結果、体の大きさや鳴き声の相違があること、さらにDNA解析で280 - 320万年前に分岐したことを確認し、トカラ列島の個体群をトカラムシクイPhylloscopus tokaraensisとして新種記載した[9][11][12]

生態

スダジイタブノキからなる高木層や亜高木層の被度が高い常緑広葉樹林などに生息する[3]

食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫クモなどを食べるが果実種子を食べることもある[5]。樹上を移動しながら獲物を捕食するが[5][6]、停空飛翔しながら獲物を捕食することもある[3]

繁殖形態は卵生。広葉樹の樹上やアズマネザサに球状の巣を作り、4 - 7月に3 - 4個の卵を産む[3]ホトトギス托卵されることもある[3]

人間との関係

参考文献

関連項目

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