Arab Newsが2019年12月29日に伝えたところに依ると、野党のイスタンブール市長であるエクレム・イマモールは、環境に壊滅的な影響を与え、多額の建設資金も調達が困難になると指摘したという。環境アナリストのヨルク・イシクも、今建設計画が事前の環境調査をクリアしているのかどうか不明だという。
トルコのイルカー・バスバグ元参謀長は運河計画を批判し、もっとも周辺諸国が懸念しているのは、この運河がモントルー条約を脅かす可能性である。この条約は、1936年に調印されたもので、トルコがボスポラス・ダーダネルス海峡を管理し、この戦略的水路への軍艦のアクセスを制限するというものである。この条約は平時に民間の船は、その海峡を自由に航行できるが、軍艦にはこれを制限している。ただし、これは自然の水路であるボスポラス・ダーダネルス海峡についてのことで、人工の運河については言及がない。従って、人工の運河は軍事艦船の通行に支障がないという理屈も可能になる。その為、この運河が完成すれば、トルコとロシアの間で深刻な軍事的な緊張が深まるという懸念があるという。[2]