イスラムガラス

From Wikipedia, the free encyclopedia

イスラムガラスアラビア語: زُجاج الاسلامیہ英語: Islamic glass)は、紀元前7世紀から19世紀にかけてイスラーム世界で作られたガラスを指す。イスラムガラスは、金工陶芸なでと並ぶイスラム美術の一つであり、ガラスモザイクに利用されイスラム建築の大成を支えた。古代、中世を問わずイスラムガラスはイスラーム世界以外にも広く流通し、スカンディナビア半島を含むヨーロッパ全土で交易されていた。しかし、出土したイスラムガラスからヨーロッパには大量のイスラムガラスが輸出されていたと考えられるが現存して残されているイスラムガラスはあまり知られていない。アジアにも輸出され、日本では正倉院には白瑠璃水瓶を初めとするガラス器具が収蔵されており、化学組成の観点を中心にイスラムガラスとする学説がある。天平文化期の後の鎌倉時代には、勅封蔵開検目録によると源頼朝による大仏開眼供養でイスラムガラスが収められていた可能性が高く、奈良時代から鎌倉時代まで日本には中国交易を通して大量のイスラムガラスが輸入されていたと考えられる。中国の西安からは紐飾り円文装飾瓶などが出土しており、イスラムガラスは重要な交易品であった。豪華な文様で上質なイスラムガラスはイスラーム世界から世界各地に輸出されており、イスラム美術にとって欠かせず世界三大ガラスの一つとしてローマガラスとともに位置づけられる。

化学組成と熱的性質

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI