イズヒメエイ
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| イズヒメエイ | |||||||||||||||||||||
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| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||
| VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Hemitrygon izuensis Nishida & Nakaya, 1988 | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Izu stingray |
イズヒメエイ(学名: Hemitrygon izuensis )は、トビエイ目アカエイ科に属する海水魚。伊豆半島で得られた標本をもとに1988年に新種として記載され、現在までのところ生息が確認されているのは日本沿岸のみである。成熟個体の体盤幅は70 cmに達し、アカエイなどの近縁種に似るが、尾がやや短いといった種々の特徴から識別される。採捕例が少ない稀種であり、その生態には未解明の点が多い。
形態

概要
本種の体盤幅は40 cm程度から、最大で70 cmに達する。体盤は菱形で、その幅は長さよりもわずかに大きい。体盤前縁はほぼ直線で、後縁はやや丸みを帯びる。体盤の前端はわずかに突出し、吻は丸みをおびてわずかに突出する。眼は中程度の大きさで、その後ろに大きな噴水孔がある。腹面の鼻孔の間には白色で短い皮槢(隆起線)がある。上顎には35-41の、下顎には37-39の歯列がある。歯列は敷石状の配列をなし、歯はメスや未成熟個体と比較して、オスではやや尖っている。口底には5列の乳頭突起がある。腹鰭は幅広く三角形である。尾は鞭状になり、体盤とほぼ同じ長さで、背面には1本から2本の尾棘(毒棘)がある[4][6]。棘には普通オスでは6.8 cm程度、メスでは7.9 cm程度で、112-130程度の鋸歯をもつ[7]。尾部に背面には黒色で短い隆起線がある。体盤は小棘がなく円滑であるが、成体では棘の手前と体盤の背面項部正中線上に1列に並ぶ小棘を持つものもみられる[4][6]。
体色は体盤の背面で黄土色で、眼の間と尾部の後端3分の2はやや暗色になる。腹面は白色で、辺縁は褐色または黄色に縁取られる[4][6]。
類似種との比較
アカエイ属の他の種と比べると尾が短いのが特徴である。また、腹面にある皮槢は本種では白色だが、同属のアカエイでは黒色になる[6]。