イワギボウシ

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イワギボウシ
福島県中通り地方 2020年8月下旬
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: キジカクシ科 Asparagaceae
亜科 : リュウゼツラン亜科 Agavoideae
: ギボウシ属 Hosta
: イワギボウシ H. longipes
学名
Hosta longipes (Franch. et Sav.) Matsum. var. longipes (1894)[1]
シノニム
  • Hosta longipes (Franch. et Sav.) Matsum. var. vulgate W.G.Schmid et G.S.Daniels (1991)[2]
和名
イワギボウシ(岩擬宝珠)[3]

イワギボウシ(岩擬宝珠、学名Hosta longipes)は、キジカクシ科ギボウシ属多年草[3][4][5]

根茎は短く、前年の葉の繊維が残った硬毛に覆われる。は根生し、長い葉柄があり、ふつう暗紫色の斑点が多数つく。葉身は楕円形または卵円形で、長さ10-13cm、先端は鋭突頭、縁は全縁、基部は心形になる。葉質は厚く光沢があり、表面は暗緑色で、葉脈は15-17脈あり、裏面は淡色で脈上は平滑になる[3][4][5][6]

花期は8-9月。花茎は株の中央から出て高さ25-30cmになる。花茎の上部に多数つく苞はやや小さく薄い膜質で、このため花茎が伸長する初期から花蕾が見え、開花時にはしおれてる。花柄は長く、花は淡紫色で長さは約4cm、花被片は6個、広筒部はふくらみ先は6裂して裂片は反り返る。花筒の無色で透明な線は広筒部の全長にわたる。雄蕊は6個あり、花柱1個とともに花筒の外に出る。果実はうつむかない細長い楕円体の蒴果で胞胚裂開し、種子は扁平な楕円形になり、片側に翼がある[3][4][5][6]

分布と生育環境

日本固有種[7]。本州の東北地方南部、関東地方、東海地方に分布し、山地の谷沿いの湿った岩場や川のふちに着生し、ときに樹木の幹の上に着生する[3][4][5][6]

名前の由来

和名イワギボウシは、「岩擬宝珠」の意で、岩の上に生えるギボウシの意味[3][5]。「擬宝珠」とは、この属の若い花序のようすが、和橋の欄干につける擬宝珠(ぎぼし)に似ていることによる[8][9]

種小名(種形容語)longipes は、「長柄の」の意味[10]

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下位分類

脚注

参考文献

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