ウラナイカジカ科

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ウラナイカジカ科
ニュウドウカジカ Psychrolutes phrictus
分類(Eschmeyer's Catalog[1]
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ペルカ目 Perciformes
: ウラナイカジカ科 Psychrolutidae
学名
Psychrolutidae
Günther, 1861
下位分類
本文参照

ウラナイカジカ科学名Psychrolutidae)は、ペルカ目に所属する魚類の分類群の一つ。科名の由来は、ギリシア語の「psychrolouteo(冷水浴)」から[2]

2016年時点ではアカドンコニュウドウカジカなどの底生魚を中心に2亜科8属38種が属していたが[3]、その後の分類再編によりカジカ科に含まれていた海水魚のほとんどがこの科に移されている[1]。以下、再編前のウラナイカジカ科について述べる。

ウラナイカジカ科の魚類はすべて海水魚で、インド洋太平洋大西洋など世界中の海に幅広く分布する[3]海底からあまり離れずに生活する、底生性魚類のグループである。沿岸付近の浅い海で暮らすものから、水深2,800mからの採取記録があるニュウドウカジカのような深海魚まで、その生息水深は幅広い[3]

形態

ウラナイカジカ科の仲間は大きく丸みを帯びた頭部とやや側扁した体部をもち、その体型はしばしばオタマジャクシに類似する[4]。左右の眼が離れていることが本科魚類の特徴で、多くの種類では眼窩の間隔が眼球の直径よりも大きくなっている[3]

体表は滑らかで、頭部や口の周囲はいぼ状の甲板あるいは皮弁に覆われる[3]。体長はによってさまざまで、最大種のニュウドウカジカでは全長70cmに達することもある[2]側線は退化的で、孔は20以下にとどまる[3]

背鰭は1つであることが多いが、ガンコ属・コブシカジカ属では基底が2つに分かれる[3]。背鰭の基部はしばしば皮膚に埋もれ、体部との境界は不明瞭となる[5]。腹鰭は1棘3軟条[3]

鋤骨の歯の有無はさまざまで、口蓋骨の歯を欠く。後眼窩骨は1-2個で、2個の場合はリング状となる。鰓条骨は7本で、椎骨は28-38個[3]

分類

ウラナイカジカ科にはNelson(2016)の体系において2亜科8属38種が認められている[3]。本稿では、FishBaseに記載される10属40種についてリストする[2]

コブシカジカ亜科

ホクオウコブシカジカ(C. microps)。北大西洋から北極海にかけての深海に生息する種類[2]
トムソンボウズカジカ(C. thomsonii)。大西洋全域に幅広く分布する[2]
ヤギシリカジカ Eurymen gyrinus (ヤギシリカジカ属)。オホーツク海ベーリング海に分布し、日本では北海道周辺の海から知られる[4]

コブシカジカ亜科 Cottunculinae は5属からなる。頭部は骨化が顕著に進み、眼窩間には硬くごつごつした突起が存在する。眼窩の間隔は比較的狭く、通常は眼径の2倍以下である。体部およびの色は単色ではない[3]

ウラナイカジカ亜科

クマノカジカ Psychrolutes inermis (ウラナイカジカ属)。水深550-1,550mの範囲から知られる深海魚の1種[2]
ニュウドウカジカ Psychrolutes phrictus (ウラナイカジカ属)。本科魚類中の最大種かつ最深種。北太平洋の深海に広く分布し、深海釣りの対象にもなる[2]
ウラナイカジカ属の1種(Psychrolutes marcidus)。オーストラリア近海に固有で、主に大陸斜面に分布する[2]

ウラナイカジカ亜科 Psychrolutinae は3属(FishBaseでは4属)を含む。頭部は骨化せず滑らかで、眼窩領域に突起はもたない。両眼の間隔は広く、眼径の2倍以上。体部および鰭は単色である[3]

脚注

参考文献

外部リンク

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