エアパワー
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概説
役割、機能
特性
長所
エアパワーは空中において運用される能力であるため、陸海における権力とは本質的に特性が異なっており、地形の制約を殆ど受けないため世界中どこへでも迅速に展開することが可能である。つまりエアパワーはランドパワーやシーパワーと比較して速度、範囲、機動性、突破・打撃能力が圧倒的であり、現代の軍事力の主要な構成要素であると考えられている[6]。また、強力なエアパワーは、航空宇宙産業、ひいては工業へのスピンオフによる国力全体への派生効果が期待できる[7]。
長所を整理すると、下記のようになる[8]。
- 即応性
- 必要な時期及び場所における、迅速な戦力発揮
- 機動性
- 速やかな集散離合
- 柔軟性
- 様々な用途に対応
- 行動範囲の広さ、打撃力
- 核兵器を含む搭載兵器による強大な破壊力
- 突破力
- 地形や地物に影響されず、敵の防護を突破可能
短所
一方でエアパワーには欠点も認められる。これはエアパワーの根幹である航空機が空中で機能するものであるため、隠密行動が困難であり、金属素材で製造されるためレーダーに発見されやすく、また、極めて高価な兵器であるため調達や維持管理の上でも保有機体数が制限される。しかもミサイルなどに被弾すればダメージコントロールすら出来ず、被弾しなくとも航空戦で激しい運動による燃料切れなどで、墜落する危険性がある。さらに、離着陸には滑走路や航空管制施設などの大規模な支援施設が必要であり、これを担う人材の教育・訓練も一朝一夕に達成できるものではない[9]。
短所を整理すると、下記のようになる[8]。
- 物理的脆弱性
- 地上において戦力発揮ができない無力な存在であり、基地依存性が高い
- 地域占有力の欠落
- 滞空時間への制約により、ランドパワー(陸上戦力)のような地域の常続的占有が不可能